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今日の
小林秀雄の名言
☆
10月9日
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1.
絵や音楽について沢山の知識を持ち、
様々な意見を吐ける人が、
必ずしも絵や音楽が解(わか)った人とは限りません。
解るという言葉にも、
いろいろな意味がある。
人間は、いろいろな解り方をするものだからです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
例えば短歌なんかやっている方は、
日本の自然というものを実によく見ている。
眼の働かせ方の修練が出来ている
という感じを受けますが、
西洋風な詩を作る詩人のものを読むと、
みな眼が駄目です。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
見ることは喋ることではない。
言葉は眼の邪魔になるものです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
どちらを選ぶか、
その理由が考えられぬからこそ、
人は選ぶのである。
そこまで人は追い詰められねばならぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
俺のして来た経験の語り難い部分だけが、
今の俺の肉体の何処(どこ)かで生きている、
そう思っただけで
心は一杯になって了(しま)うのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
美が欲しいのではない、
生理的快感が欲しいのだ。
何物も教わりたくはない、
ただすべてを忘却したいのだ。
時間を、神経を消費したいのだ。
見たくはないのだ。
酔いたいのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
歌とは、
敗北を覚悟の上で
この世の定め事への抗言に他ならぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
探るような目はちっとも恐(こわ)かない、
私が探り当てて了(しま)った残骸をあさるだけだ。
和やかな眼は恐ろしい、
何を見られているかわからぬからだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
人は目覚めて夢の愚を笑う、
だが、夢は夢独特の彫像をもって真実だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
感動は心に止(とど)まって消えようとせず、
而(しか)もその実在を信ずる為には、
書くという一種の労働がどうしても必要の様に思われてならない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
何故(なぜ)人間は、
実生活では、
まるで違った個性の間に知己(ちき)が出来る事を見乍(なが)ら、
(書物の世界に入ると)
彼の思想は全然誤っているなどと
怒鳴り立てる様になるのだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
歴史は繰り返す、
とは歴史家の好む比喩だが、
(中略)若(も)し同じ出来事が、
再び繰り返される様な事があったなら、
僕等は、
思い出という様な意味深長な言葉を、
無論発明し損ねたであろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
忍耐とは、省みて
時の絶対的な歩みに敬意を持つ事だ。
円熟とは、これに寄せる信頼である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
現代の学生は不安に苦しんでいるとよく言われる。
不安なら不安で、
不安から得をする算段をしたらいいではないか。
学生時代から安心を得ようなどと
虫がよすぎるのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
天職という言葉がある。
若(も)し天という言葉を、
自分の職業に対していよいよ深まって行く
意識的な愛着の極限概念と解するなら、
これは正しい立派な言葉であります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
水掛論なるものが一体、
両方に正しい理屈があるものじゃない。
中途までしかものを考えない内に
議論を始める処(ところ)から起こる現象である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
人生を解釈する上に非常に便利な思想というものは、
その便利さで身を滅ぼす。
便利さが新たな努力を麻痺させるからだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
限界のない獣性が繊巧(せんこう)にまで達した様な男、
こういう男の顔が仮面に似ずして
どんな生き物(の顔)に似ていようか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
恋愛小説により、
自分を失い
他人の恋愛を装う術(すべ)を覚える様に、
他人の思想を装う術を覚えては駄目だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
今日天職という様な言葉がもはや陳腐に聞こえるのは、
今日では様々な事情から、
人が自分の一切の喜びや悲しみを託して悔いぬ職業を見付ける事が
大変困難になったので、
多くの人が職業のなかに
人間の目的を発見する事を諦(あきら)めて了(しま)ったからです。
これは悲しむべき事であります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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