名言ナビ
→ トップページ
今日の
木の名言
☆
10月5日
☆
→ 日別名言メニュー
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
大粒の涙のやうに木の実落つ
(
石田郷子
)
2.
とめどなし野生の月が木をはなれ
(
三橋敏雄
)
3.
水の光り。
日の光り。
やわらかな風。
葉のしたたり。
おおきな木。
花の色。
草の色。
土の色。
鳥の影。
雲の影。
ふだんはいそがしさのなかに忘れてしまっている「何か」が、
それらのあいだにあるとおもう。
いつもは忘れている「何か」、
それが何か思いだせない「何か」、
何かとしかいえない「何か」を思いだしたいとき、
そこにいったら思いだせるような気がする。
そうした心がふっと開かれてゆくような、
開かれた場所が好きだ。
(
長田弘
)
4.
ほんとうに意味あるものは、
ありふれた、何でもないものだと。
魂のかたちをした雲。
樹々の、枝々の、先端のかがやき。
すべて小さなものは偉大だと。
(
長田弘
)
5.
わが行くにどの寒木(かんぼく)も躯(く)を躱(かわ)す
(
三橋鷹女
)
6.
一本の美しく頑丈な木ほど
神聖で、模範的なものはない。
(
ヘルマン・ヘッセ
)
7.
樹(き)静かならんと欲すれども風やまず。
(
『韓詩外伝』
)
8.
木の枝を伸び放題にしておくと咲く花も咲かなくなってしまう。
剪定(せんてい)が行われるゆえんである。
切った枝のあとからは若枝がいくつも出てくる。
言葉の枝も切るとそこからいくつもの連想の新芽が出る。
それで表現に立体的多元性ともいうべきものが具わるし、表現の生命も強まるのである。
(
外山滋比古
)
9.
総身の花をゆるがす春の樹に
こころ乱してわれは寄りゆく
( 斉藤史 )
10.
自然にはゴミがない、
と言った人がいた。
テツガクだなと思う。
ゴミは必ず人間が生み出すものだ。
つまりゴミは人工物品に限られる。
たしかにそうで、
たとえば山の中の枯葉や枯枝の落ちたのがゴミかというと、
そうは見えない。
そうは感じられない。
樹の根本に枯葉が落ちていても、
それは自然だと思う。
(
赤瀬川原平
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ 日別名言メニュー
→ 今日の名言(テーマ別)
→ 今日の名言(星 座 別)
→ 今日の名言(血液型別)
→ 日別の名言(テーマ別)
→ 日別の名言(星 座 別)
→ 日別の名言(血液型別)
→ トップページ