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今日の
井上ひさしの名言
☆
1月20日
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1.
文明開化をちがう角度から見れば、それは名詞の氾濫である。
そしてその名詞とは、じつは情報のことである。
この情報の氾濫は、現在に至ってもまだ終わっていない。
それどころか、それは大の字のつく氾濫になりつつある。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
2.
目先のよく見えるお道化者は、
決して頂上を極めてやろうなどという野望は抱かない。
またどうしても己(おの)が野望を実現したいと思うときは、
別のものになって再登場する。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
3.
「恩送り」というのは、
誰かから受けた恩を、
直接その人に返すのではなく、
別の人に送る。
その送られた人が
さらに別の人に渡す。
そうして、「恩」が世の中をぐるぐる回っていく。
そういうものなのですね。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
4.
自分の値打ちは自分で、自分たちで決める。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
5.
不況でまっさきに売れ行きの落ちるのは紳士もので、次が婦人もの、
そして最後まで安定しているのが子どもものだそうである。
子どもをできるだけ辛い目にあわせたくない、
という親心がこの短い噂ばなしに滲み出ている。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
6.
重要な試験を明日に控えて猛勉強中という異常事態に入り込んでくる日常、あるいは助け合い頼り合って生きている家族の日常のなかに潜む狂気。
笑劇の手法を利用してこれらを取り出し組み合わせて、人生の憂愁を微笑のうちに描くのがチェーホフのやり方だった。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
7.
何も名作傑作を書かなくてもいいのではないか。
だいたい名作傑作を書けるわけがないではないか。
凡手は凡手にふさわしく凡作を心掛けよ。
どこかに取り柄があればそれでよい。
そして、凡作の冒頭は凡句に限る。
なんでもいいから書いてみろ。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
8.
それでも生きて行かなければならないとは、おそろしい言葉である。
ほとんどの人間が、それぞれの幸福の絶頂期に、あるいは辛いことのさなかで、死ぬことができない。
たいていが落ち目の長い坂をくだりながら、あるいは依然として辛い毎日を、衰老に向って生きていかなればならない。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
9.
お道化者は
その得意の絶頂においてかならず
再起不能のひどい失敗に見舞われるのが宿命である。
それまで彼を押し上げてくれていたものたちが
最後の瞬間に手のひらを返し、
彼を奈落へ突き落とす。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
10.
ぼくは、普通の生活人が血を吐くような思いで稼いだ銭をこそ、
巧智をめぐらしてかき集めたい。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
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