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今日の
秋の俳句・川柳
☆
6月18日
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1.
遠くまで行く秋風とすこし行く
(
矢島渚男
)
2.
君が手もまじる成(なる)べしはな薄(すすき)
(
向井去来
)
3.
何一つ忘れはしない吾亦紅(われもこう)
(
佐藤鬼房
)
4.
敵といふもの今は無し秋の月
(
高浜虚子
)
5.
眠るとき銀河がみえてゐると思ふ
(
石田郷子
)
6.
お月見や団子見惚(みと)れるこどもたち
(
越智淳子
)
7.
鳴く雁を仰ぐ六才ともなれば
(
辻田克巳
)
8.
あやまちはくりかへします秋の暮
(
三橋敏雄
)
9.
たちまちに蜩(びぐらし)の声揃ふなり
(
中村汀女
)
10.
生きながら蜻蛉(とんぼう)乾く石の上
(
宇多喜代子
)
11.
物干に優しき月を仰ぎけり
(
京極杞陽
)
12.
秋蝉の鳴くひきしほのごとくなり
(
三橋鷹女
)
13.
蓑蟲(みのむし)の相逢ふ日なし二つゐて
(
三橋鷹女
)
14.
生きてあることのうれしき新酒(しんしゅ)哉(かな)
(
吉井勇
)
15.
肩に来て人懐かしや赤蜻蛉(あかとんぼ)
(
夏目漱石
)
16.
頭をふりて身をなめ粧(よそお)ふ月の猫
(
中村草田男
)
17.
月光の届かぬ部屋に寝まるなり
(
岩淵喜代子
)
18.
颱風(たいふう)の心支ふべき灯を点ず
(
加藤楸邨
)
19.
見ることも松の手入れでありしかな
(
稲畑汀子
)
20.
聴診に一生(ひとよ)の秋を聴きにけり
(
橋本喜夫
)
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