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今日の
吉行淳之介の名言
☆
11月22日
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1.
猫背というのはやっぱり、
精神的な姿勢だ。
もう、背骨の彎曲(わんきょく)ってもんじゃない。
精神的な姿勢がずうっと持続していくうちに、
背骨が曲がる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
忘れる、ということは
人間に与えられた恩恵と考えたほうがいいだろう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
(男は恋が)「頭にきている」とき(=十代)が、
やはり一番醜態を示すことになる。
相手が接吻させてやろうという態度でいるのに
気が付かずに、
暗い道を歩きながら哲学者の話などしている。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
生きているからには、
その「純情」なるものには、
相当にいかがわしいものが含まれている
と考えないわけにはいかない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
本というのは
探すと雲隠れして、
必要がなくなったときヒョイと出てくる。
呼んだとき来ないで、
呼ばないと来るのが猫だ、
という言葉がある。
本と猫とは、似ている。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
外国を例にとっても、
神についての考え方の対立で
(その対立の原因は、なにも神でなくてもいい)
作品が発展してゆくようなものは、
もう出ないだろう。
人間(あるいは私たち)は
もっとはるかに虚無的になっている。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
追いかけるのは男性である、という。
しかし、まず女性がいきなり逃げはじめる場合がある。
反射的に男性はその後を追いはじめる。
女性はますます速力をはやめ、
ときどき首をうしろへ廻してチラチラと誘いの視線を投げかける。
男性は釣られて後を追いつづける。
そのうち女は
わざと躓(つまず)いたふりをして
地面にうずくまる。
男が追いついて掴まえる。
掴まえられておいて、
女は肚(はら)の中でニヤリとする。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
恋し合ったはじめは、
相手の着物の下に何が隠されているか、
さらには、
その皮膚の下に何が隠されているか、
頭の中にどんな考えが、
躯(からだ)の中にどんな過去が……、
とすこぶる不安定な状態といえる。
そういう未知のヴェールが、
一枚ずつずり落ちてゆき、やがて、
ラッキョウの皮の最後の一枚を剥(は)がすと
パッとなにもなくなるように、
恋もその瞬間に消えてしまう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
女性のアパートに入りこむのは
相手の内ぶところへ入りこむことで、
それはじつは、(女性側にしてみれば)
相手に内ぶところへ飛込ませることでもある。
紳士たるもの警戒しなくてはならぬ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
あまりに生なましい性感を押しつけられると、
女性は反射的に「いやらしい」と叫ぶ傾向がある。
両手で顔をおおって見ないふりをして、
指のすき間からチラチラ覗(のぞ)く、
という例の傾向である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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