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今日の
吉行淳之介の名言
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6月9日
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1.
どんな世の中になっても、
詩人とか作家は、やはり
追い詰められて追い込まれて、
そういうもの(=詩人や作家)になってしまうのが
本筋ではあるまいか。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
「昔はよかった」という発想は、
老化現象のはじまりかもしれない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
他人のことについては一切口を出さないのは
男性的と認めてよい。
また、
他人の振舞いの善悪については
むしろ優柔不断であることは
一見女性的のようだが、
じつは男性的なことなのだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
地方から大都市へ出てきた青年は、
どうも鎧兜(よろいかぶと)に身を固めないと、
安心できない場合が多いらしい。
そういう青年のもう一つの特徴は、
流行に敏感なことである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
マスコミというものは、
器用なものに貧乏させておかない。
なぜならば、
マスコミは最大公約数を相手に商売するものだから、
浅く広いことが必要で、
あまり抉(えぐ)りすぎてはいけない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
海についての描写にさんざん苦労したチェーホフが、
どういう表現に行き着いたか。
「海は広かった」
このときの感銘が、
私に抜きがたい影響を与えて、
以来、
装飾物の多すぎる表現、
おどろおどろしい表現、
すべて敬遠である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
普段は大そう気の強い女性の涙というものは、
ちょっといいものだ。
これは、女の涙というより、
その涙の稀少価値であり、
ドライな感じからソフトな感じへの
変化の面白さでもある。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
明朝体の活字は、
書き手の文字の個性をいったんすべて取払って、
文章の個性をゆっくり滲(にじ)み出させる。
原稿の文字は、
あまりにその書き手の個性が露骨に出すぎていて、
見ているとうるさく感じる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
「ぼくは、いま、食事のたびに悩んでいるんだ」
「牛も豚も魚も野菜も、みんな生命のあるものだ。
そういうものを食べていいものか」
と、彼は悩むのである。
そういう残酷を犯すこと、
そういう汚れかたをすることが、
生きてゆくことである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
満足した結婚をした女
(つまり、賭けに成功した女)は、
たちまち別人となる。
安心した瞬間に、
むくむく大きくなり
(現実に肥る場合もある)、
家の中に一ぱいになってしまう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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