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今日の
寺山修司の名言
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10月4日
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1.
カフカは『兄弟殺し』の中で「なぜ人間は血の詰まったただの袋ではないのか」と問いかけているが、その答えは簡単だ。
人間は「話しかける袋」だからである。
「血の詰まったただの袋」は、決して叫んだり話しかけたりはできないのである。
(
寺山修司
)
2.
皆さん、
迷路はまがりくねっているとは限らないよ、
まっすぐの迷路、
今日から明日へつづく暗闇、
アパートの畳の下を引っくり返してみましたか?
(
寺山修司
)
3.
たかが言葉で作った世界を言葉でこわすことがなぜできないのか。
引金(ひきがね)を引け、言葉は武器だ!
(
寺山修司
)
4.
何かを「あらわす」ために用いられる言語は、何かを「かくす」ためにも用いられる。
(
寺山修司
)
5.
石畳をめくれば、その下は砂浜だ!
文明の虚しさは、たかが一枚の石畳の厚さ。
(
寺山修司
)
6.
反抗的人間として、歴史とかかわりあおうというときには、
つねに愚連隊は一匹狼の群れでなければいけない。
(
寺山修司
)
7.
家庭は幸福で、経済的にも充足しており、天気も晴朗で、小鳥もさえずっている。
何一つ不自由がないのに、突然死ぬ気になる──という、事物の充足や価値の代替(だいたい)では避けられない不条理な死、というのが自殺なのであり、その意味で三島由紀夫は、もっとも見事に自殺を遂げたことになる。
(
寺山修司
)
8.
現代人は過去を感傷するだけでは生きてゆけない。
過去は、道具である。
人は、過去の力を借りて現在から自分を守ったり、現在を強化することで、過去の幻想から自分を守ったりする。
(
寺山修司
)
9.
女の子が花嫁でいられるのは
「式の始めから終わりまで」
ほんの数時間のことであり、
あとの数十年は、
妻か母になって暮らすことになる。
死ぬまで花嫁のままでいることができたら、
どんなによいことだろう。
(
寺山修司
)
10.
社会には「第三者」などというものは存在しないのだ。
それにもかかわらず、自分の顔見知りでない人間を「第三者」だと思いこむことは、想像力の欠如である。
そして、「第三者」を生みだす負の想像力こそ、現代の政治と犯罪の残忍さの母胎(ぼたい)となるものだ。
(
寺山修司
)
11.
あらゆる美は、偶然的である。
(
寺山修司
)
12.
賭博が、しばしば人の生き甲斐となりうるのは、それがじぶんの運命をもっとも短時間に「知る」方便になるからである。
(
寺山修司
)
13.
私は必ずしも「競馬は人生の比喩だ」とは思っていない。
その逆に「人生が競馬の比喩だ」と思っているのである。
この二つの警句はよく似ているが、まるでちがう。
前者の主体はレースにあり、後者の主体は私たちにあるからである。
(
寺山修司
)
14.
大学は死ぬべきだ、と思う。
そして真に「大学的なるもの」こそ息をふきかえすべきである。
(
寺山修司
)
15.
海には叙情詩と男声合唱のひびきがある
(
寺山修司
)
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