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今日の
寺山修司の名言
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2月18日
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1.
家庭は幸福で、経済的にも充足しており、天気も晴朗で、小鳥もさえずっている。
何一つ不自由がないのに、突然死ぬ気になる──という、事物の充足や価値の代替(だいたい)では避けられない不条理な死、というのが自殺なのであり、その意味で三島由紀夫は、もっとも見事に自殺を遂げたことになる。
(
寺山修司
)
2.
書きことばには政治性があり、話しことばには社会性がある。
(
寺山修司
)
3.
人間の条件は、つねに本質よりもさきに「生」そのものがあるのであって「はじめにことばありき」ではなく「はじめに声ありき」だったのである。
(
寺山修司
)
4.
一ばん古い見世物は、神話の中に見出されるべきだ。
神は、見えない見世物だったのだ。
(
寺山修司
)
5.
女の子は、おそらくおモメさん(=お嫁さん)の晴れ着、周囲の祝福といったことを通じて、人生の「主役」を演じることの華やかさにあこがれるのだと思うが、現実の花嫁はあまりにも、はかない。
それは、女の一生の中の一万分の一にも足りない、つかのまの一瞬である。
(
寺山修司
)
6.
現代の大学教育は、
結局のところ活字教育であり、
書物を「読んでくれる」だけの有料収容所である。
(
寺山修司
)
7.
「詩」もことばだと思ってはいるが、やっぱりことばではないのではないか、と思うことがある。
詩はことばに毒されてはいるけれども、素朴に言えば、イマジネーションの世界なのである。
(
寺山修司
)
8.
私は、政治的「差別」がおおむね悪であることを
(政治という形態が、悪の論理を内包せずには成立せぬという不条理をふくめて)
否定されるべきである(=許されるべきでない)ということに異は唱えないが、
それが「差別」であるから悪なのではなく、
政治的利害が生み出した観念が差別に先行しているから悪なのだと思っている。
(
寺山修司
)
9.
政治的な革命というのは部分的な革命にすぎない。
全人的な意味での革命とは、本当に自分が望んでいることがなにかを知ることから始めなければならない。
(
寺山修司
)
10.
たまには怒ったら、どうですか?
怒ると、人間らしくなる。
少なくとも怒れるってことは植物じゃできないことだからね。
(
寺山修司
)
11.
旅をするのは男、漁や狩りにゆくのも男、そしていつでも「見知らぬ土地」のことを想いつづけているのも男である。
(
寺山修司
)
12.
現代の機械は、たいてい〈他殺機〉である。
(
寺山修司
)
13.
人類が最後にかかる、
一番重い病気は
「希望」という病気である。
(
寺山修司
)
14.
偶然的な運の祝福をゲームにまで止揚(しよう)してみせるのが賭博というものなのである。
(
寺山修司
)
15.
ボクサーが相手に挑(いど)み、
競馬ファンが(過去に)自分の勝った馬に賭け、
ジャイアンツ・ファンが王のバッターボックスに期待するものは、
この相対的な価値観にならされた時代における
「絶対なるもの」へのあこがれである。
(
寺山修司
)
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