名言ナビ
→ トップページ
今日の
田辺聖子の名言
☆
5月31日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
人間がいちばん力を出せるのは、三十代後半から四十代いっぱいではないかと思うのだが、しかしその反面、力を出しきって「ぶつん」と切れるのも、その年代である。
(
田辺聖子
)
2.
女はたのしむためのもの(あるいは男はたのしむためのもの)となるのは男女双方、中年すぎてからなのだ。
若いうちの異性は、苦しむためのものだ。
(
田辺聖子
)
3.
ええ女というのは、明敏にしてちゃらんぽらんなトコのある女。
(
田辺聖子
)
4.
夫婦には帰る家がないから、したい喧嘩もひっこめる。
(
田辺聖子
)
5.
日本の風土は、しめっぽいくせに、未成熟であつかましく(オトナになってない証拠)野卑で浅薄(せんぱく)で粗放である。
(
田辺聖子
)
6.
余生というのは、自分の人生を「好きに使える」ということでもある。
(
田辺聖子
)
7.
知らない人間のことを、ぼちぼち知ってゆく、というのはたのしいものである。
(
田辺聖子
)
8.
何でも知ったかぶりをするのはアサハカであるが、
ほんまに、よう知ってることでも、
人に教えるということは、
なまなかにできることやない。
教える、というのは
恥、はずかしいことなのである。
(
田辺聖子
)
9.
人を責めることが大好きな人があるね、正義の味方の中には。
(
田辺聖子
)
10.
人生ええ按配(あんばい)にいく方法は、薄氷をふむ思いで生きることや。
(
田辺聖子
)
11.
人生も四十半ばとなれば、身辺におこる話はみな、こみ入ってくるのだ。
こみ入らない話なんか、中年の人間にはないのである。
(
田辺聖子
)
12.
マジメはいかん。
ホメイニかてヒットラーかて大マジメにやっとるのがあかんのですワ。
フマジメこそ、人間の誠実です。
人間の幸福もフマジメにあります。
(
田辺聖子
)
13.
男とは男が、男としていきられる拠(よ)りどころは、しばし女臭芬々(ふんぷん)を離れて、一人だけの世界を持つことである。
(
田辺聖子
)
14.
子どものころの贅沢(ぜいたく)な記憶が、のちのちまで人間が生きる上の、支えになるというのは、その贅沢ゆえではなく、愛されたという自信の記憶ゆえである。
(
田辺聖子
)
15.
愛のために生き、愛のために死ぬ人は、サムライが義のために生き、義のために死ぬのと同じで、愛と義とは、人間にとって同意語である。
(
田辺聖子
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ