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今日の
田辺聖子の名言
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11月19日
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1.
おかゆ、というのは気長くとろとろとたくので、やさしい気持でないとつくれないものですが、これをたくのは、女は心が和んでいるときのようです。
(
田辺聖子
)
2.
わたしはかねがね、女と少年は同じような種族だと思っている。
そこから二股に分かれて、女は女になるだけであるが、少年は男になる。
(
田辺聖子
)
3.
ころっと変わるのが文化人なんス。
暑いとき寒いときで意見がころころ変わる、それが文化人ちゅうもん。
いつも同じことを考えとってはやりにくかろうが。
(
田辺聖子
)
4.
(※椅子取り遊びにたとえると)不機嫌というのは、男と女が共に棲(す)む場合、一つしかない椅子(いす)だと思う。
どちらかがそこへ坐ったら、片方は坐れない。
(
田辺聖子
)
5.
〈貯まるとよけい欲しくなる〉という、人間本然(ほんぜん)の性質(さが)。
(
田辺聖子
)
6.
結婚にはいろんな型があり、それぞれの性格や好みがあるから、千差万別だけれど、これから結婚しよう、という方々には、私は、相性というのは、やぱりどうしようもなくあるものだ、といってあげたい。
条件がいいから、と、それだけに気をひかれるのは危険である。
(
田辺聖子
)
7.
オジサンはダイエットの必要があると思うと、ジョギングでもしようか、と思うが、オバサンは、手術で下腹の贅肉(ぜいにく)がとれるというニュースを熱心に読む。
(
田辺聖子
)
8.
日本の風土は、しめっぽいくせに、未成熟であつかましく(オトナになってない証拠)野卑で浅薄(せんぱく)で粗放である。
(
田辺聖子
)
9.
女の涙はたいてい、自己憐憫(れんびん)に味付けされて(※本人にとって)甘くたのしいものである。
(
田辺聖子
)
10.
女は、人を愛するから女なのだ。
(
田辺聖子
)
11.
愛する(=愛し合う)ことは、互いに弱みを握り合うこと、弱みを押さえ合うことであり、見くびり合うことである。
(
田辺聖子
)
12.
愛は人に好奇心をもつことでもある。
(
田辺聖子
)
13.
無垢(むく)は強い。
強い無垢は常識の社会ではしばしば悪である。
それ以上に、毒である。
(
田辺聖子
)
14.
世間の偏見にさからうこと、それだけですでに、二人は愛の基礎を築いている。
(
田辺聖子
)
15.
妻というものは、相手(=夫)が黙っていると、こちら(=自分)の理の当然に、相手が屈服していると思う種族である。
(
田辺聖子
)
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