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今日の
田辺聖子の名言
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9月14日
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1.
若い女の好悪(こうお)は、振幅が烈(はげ)しくて、いったんきらいだとなると、情け容赦(ようしゃ)もないのであった。
人間的な共感はふっとんでしまって、ただもう、生理的嫌悪(けんお)ばかりが先に立つ。
(
田辺聖子
)
2.
嘘は、ついたことを忘れてしまうかもしれないが、隠しごとは夢の間も忘れてしまえない。
(
田辺聖子
)
3.
人って、所詮(しょせん)、ゲームしてなくちゃ、人生の間(ま)が保(も)たない種族なのかもしれないなあ。
(
田辺聖子
)
4.
父という存在は、死ねばそれで絶えてしまうところがある。
しかし、母はその絆を永劫の未来まで伝えるような、奇妙な存在である。
(
田辺聖子
)
5.
長生きなんて元々、楽しくないものなのだ。
古馴染(ふるなじ)みの次々欠けていくのを見るのが長生きなのだから。
(
田辺聖子
)
6.
私は女から被害妄想、被虐妄想をとりのぞくのが、女性解放の第一歩だと思う。
(
田辺聖子
)
7.
私は、オトナのくせに「見境いなくなる」一点を、持病のように持っている女って好きである。
(
田辺聖子
)
8.
トシなんてねえ、三十五から先はなくなんのよ。
その人の持ってる味だけになんのよ。
(
田辺聖子
)
9.
不倫は人生の香水である。
(中略)時々人生にふりかけてたのしむ。
無味無臭の人生でも、むろん生きるのに不都合はない。
でも、いい匂いが立つと、また気分が変わって心が引き立てられる。
しかしそれはいかにもぷんぷんと匂ってはいけない。
そこはかとなく、一瞬、匂い立つ、というものでなくてはならない。
(
田辺聖子
)
10.
誰にも好かれる人、というのは、
あまり自分の趣味(=好み)に固執しないことが多いもののようだ。
(
田辺聖子
)
11.
このニッポンにあるのは、男と女のオトナの世界ではなく、お袋と息子の親子の世界がすべての心情を支配している。
いやらしい国である。
(
田辺聖子
)
12.
それにしても、このごろの人間は、人に多きを求めすぎるのではなかろうか。
人と人が心をつなぎ合わせ、仲よくするというのは、相手の好意をむさぼることではないし、相手の欲しないものを好意と思って押しつけることでもない。
(
田辺聖子
)
13.
人生というのは、成行まかせに抛(ほう)っておくと、しかめつら、泣きっつらばかりで埋まってしまいがちである。
だからちょいとしたこと、たとえばよく気のつく人がこっちの立場をおしはかり、ちょっとした動作で手を添え、心を添えてくれると、フト笑顔がこぼれたり、「ありがと」とか「あ、すみません」という言葉が出る。
その反対に、自分も(※同じことをすることで)、人のそれを受けとることもある。
(
田辺聖子
)
14.
結婚しても愛し合う、ということは、何も仰々(ぎょうぎょう)しく、ことごとしいことではなくて、お互いにいつも相手のことを考える、ということで、そのことだけで、ものごとが解決してしまう、ふしぎな部分があります。
(
田辺聖子
)
15.
この世には人間は二種類ある。
酒を飲む人と飲まぬ人である。
(
田辺聖子
)
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