名言ナビ
→ トップページ
今日の
田辺聖子の名言
☆
1月9日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
オジサンはダイエットの必要があると思うと、ジョギングでもしようか、と思うが、オバサンは、手術で下腹の贅肉(ぜいにく)がとれるというニュースを熱心に読む。
(
田辺聖子
)
2.
あんまり勝ちすぎてしまってはものごと美しくはありません。
黒白をあまりきっぱりつけるのは、こころ稚(おさな)いこと……というより、興(きょう)が削(そ)がれて白けるではありませんか、
すべて何でもたのしくおかしいほどにとどめておかなくては……。
(
田辺聖子
)
3.
(※女の言う)○○さんも、ほんとうに淋しい人なのね、という、この淋しい人なのね、に男が弱い。
(
田辺聖子
)
4.
妻があれば、どんなにしても、「恰好(かっこう)よく」生きることはむつかしい。
(
田辺聖子
)
5.
(※女にとって)男もすばらしいけれど、女のひとにも、何ともいえない慕(した)わしい人がいるものです。
生きることはそういう人にめぐりあうための旅でもある。
(
田辺聖子
)
6.
オトナのいるべき場所に、コドモを出没させないというのが、オトナの見識である。
それができない人は、自分もコドモであることを証明してるようなもの。
(
田辺聖子
)
7.
人生をうまく生きる人というのは、楽しい口実をたくさん考えつく人である。
(
田辺聖子
)
8.
世の中では真実がそのまま真実として通らず、それらしく見せかけた真実のほうが、ずっと人々に受容されやすい。
(
田辺聖子
)
9.
食物は、不幸な人がつくると、どこかに激越な、投げやりなものがあらわれて、こまやかな味わいにならない。
(
田辺聖子
)
10.
四十半ばにもなって阿呆で気品のない男は女房が悪い。
(
田辺聖子
)
11.
女にとってグチをいいあう相手のないのはじつに不幸なことだ。
(
田辺聖子
)
12.
折れるのと譲歩(ゆずること)は違う。
譲歩は見返りを期待する戦術的な気分があるが、折れるのは処世技術だ。
だから悲しい時がある。
なぜ悲しいのか。
「愛のないときに人が折れるのは、ただただ、チエと忍耐のためである」
(
田辺聖子
)
13.
実在感のあるのが私は好きだから、手紙をもらうと、その人の心までもらった気がする。
(
田辺聖子
)
14.
不倫が夫婦より面白いのは、どちらもエエところばかりを見せ合うからである。
(
田辺聖子
)
15.
女が自分に出逢えるのは、一人旅のときである。
(
田辺聖子
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ