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今日の
音の名言
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3月12日
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1.
孤島の波打際(なみうちぎわ)に、美しい人魚があつまり、うっとりとその笛の音に耳を傾けている。
もし彼女が、ひとめその笛の音の主の姿を見たならば、(その醜さに)きゃっと叫んで悶絶(もんぜつ)するに違いない。
芸術家はそれゆえ、自分のからだをひた隠しに隠して、ただその笛の音だけを吹き送る。
ここに芸術家の悲惨な孤独の宿命もあるのだし、芸術の身を切られるような真の美しさ、気高さ、えい何と言ったらいいのか、つまり芸術さ、そいつが在るのだ。
(
太宰治
)
(
Dazai Osamu
)
2.
日盛り(ひざかり)に蝶のふれ合ふ音すなり
(
松瀬青々
)
(
Matsuse Seisei
)
3.
また聴きぬ若木(わかぎ)の幹の折れし音
(
日野草城
)
(
Hino Soujou
)
4.
光を見るためには目があり、
音を聞くためには耳があるのとおなじに、
人間には
時間を感じとるために心というものがある。
そして、もしその心が
時間を感じとらないようなときには、
その時間はないもおなじだ。
(
ミヒャエル・エンデ
)
(
Michael Ende
)
5.
千切りのキャベツにひそむ千の音
(
宇多喜代子
)
(
Uda Kiyoko
)
6.
母逝くや雪泣く道は骨の音
(
金原亭世之介
)
(
Kingentei Yonosuke
)
7.
音も立てずに
時代の歯車は2度3度と廻り、
気がつけば(自分は)
取り残された様にポツンと生きているのだ。
(
森繁久彌
)
(
Morishige Hisaya
)
8.
皆の歩いていた姿から
この音になるまで、
そこにはずっと一本の筋が通っていた。
音楽は鳴る前からすでに
彼らの体の中で躍動していた。
音楽は、
音にならない音が
形をとったというだけのことだ。
(
吉田秀和
)
(
Yoshida Hidekazu
)
9.
風鈴の音(ね)に月明(あ)かき夜(よ)を重ね
(
中村汀女
)
(
Nakamura Teijo
)
10.
今を音たてず此(こ)の世に金魚で居る
(
池田澄子
)
(
Ikeda Sumiko
)
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