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今日の
小林秀雄の名言
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8月29日
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1.
人の心を傷つけるものは
言葉の裏の棘である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
批評が出来るからといって
助言が出来るとは限らぬ。
助言というものは
(批評よりも)もっと実際的な親身な筋合いのものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
凡(すべ)ては永久に過ぎ去る。
誰もこれを疑う事は出来ないが、
疑う振りをする事は出来る。
いや何一つ過ぎ去るものはない積もりでいる事が、
取りも直さず僕等が生きている事だとも言える。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
一定の意見を持たず
どんなものでも素直に味(あじわ)おうと心掛けて、
心を豊富にして行く修行は、
批評なぞをする事よりも
難かしい事だと知らねばなりません。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
あらゆる要素が互いに混合して
実人生というものは動いているので、
他物から独立した純粋な状態という様なものは、
人間が勝手に頭のなかに描いてみない限り、
誰も実際経験してみる事は出来ないのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
本当に都会人の心をもった人だけが
今日(こんにち)の都会に生きる事のつらさを
一番よく知っているだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
拙(まず)く書くとは即(すなわ)ち
拙く考える事である。
拙く書けてはじめて
拙く考えていた事がはっきりする。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
僕等はいつも
知らず識(し)らず愛情によって
相手をはっきり掴(つか)んでいるのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
凡(およ)そ真の思想とは本能に酷似している。
これを感得する時は驚く程鮮明だが、
これを説明しようと思えば忽(たちま)ち無闇な(=度を超した)迷宮と変ずるものではあるまいかと。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
(小説中に)「愛情は金だ」などという言葉が飛び出して来ると、そのまま素直に受けられない様な気がする。
こんな言葉は大した言葉で、こういう言葉が処(ところ)を得てうまく納(おさま)る様な小説はそう誰にでも書け様(よう)とは思わぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
自己嫌悪とは
自分への一種の甘え方だ、
最も逆説的な自己陶酔の形式だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
死者は去るのではない。
還(かえ)って来ないのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
強い個性とは、
社会のあらゆる矛盾をそのまま受納するに堪えうる個性だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
実人生がまさしく実人生であり
抽象的な存在ではない所以(ゆえん)は、
その驚くべき不純性によるのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
自由は、
人間の最大の憲章であるが、又、
最大の重荷でもあり、
これに関する意識の苦痛とは、
精神という剣の両刃(もろは)の様なものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
(私の母親は私を)愛しているから
私の性格を分析してみる事が無用なのだ。
私の行動が辿(たど)れない事を
少しも悲しまない。
私という子供は「ああいう奴だ」
と思っているのである。
世にこれ程見事な理解というものは考えられない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
空虚な精神が饒舌(じょうぜつ)であり、
勇気を欠くものが喧嘩(けんか)を好むが如(ごと)く、
自足する喜びを蔵(ぞう)しない思想は、
相手の弱点や欠点に乗じて生きようとする。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
政治家には、
私(わたくし)の意見も私の思想もない。
そんなものは、政治という行為には、
邪魔になるばかりで、何の役にも立たない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
古典とは、
もともと反歴史的な概念なのである。
古典とは、
私達が、回顧の情をもって近づく
生きて考えた優れた人間の姿なのであって、
分析によって限定する過去の一思想の歴史的構造ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
私は所謂(いわゆる)慧眼(けいがん)というものを恐れない。
ある眼があるものを唯一つの側からしか眺められない処(ところ)を、
様々な角度から眺められる眼がある、
そういう眼を世人は慧眼と言っている。
つまり恐ろしくわかりのいい眼を言うのであるが、
わかりがいいなどという容易な人間能力なら、
私だって持っている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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