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今日の
小林秀雄の名言
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8月4日
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1.
学問上の知識に、
生活の智慧に直接に働きかけ、これを指導するような力があるとは、
先(ま)ず考えられないが、
逆に、学問上の発見や発明には、
生活の智慧の力が働かねばならぬ事は、
充分に考えられる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
人間は自分の姿というものが漸次(ぜんじ)よく見えて来るにつれて、
自己をあまり語らない様になって来る。
これを一般に
人間が成熟して来ると言うのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
教養とは、身について、
その人の口のきき方だとか挙動だとかに、
自(おの)ずから現れる
言い難い性質が、
その特徴であって、
教養のあるところを見せようという様な筋のものではあるまい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
ある普遍的な思想は
一つの切口しか持っていない様に見える。
だが、実際は
この思想を無数の色合いで受けとる
無数の人間がいればこそ、
思想は社会に棲息(せいそく)する事が出来るのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
呆(ぼ)けたという特色は、
物忘れがひどくなった事ではない。
棺桶に確実に片足をつっ込んだという実感です。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
書物が書物には見えず、
それを書いた人間に見えて来るのには、
相当な時間と努力とを必要とする。
人間から出て来て文章となったものを、
再び元の人間に返す事、
読書の技術というものも、
其処(そこ)以外にはない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
自分は人格である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
転向の理論という様なものはない。
現代人は、理論が信念を生むという妄想から逃れ難い。
転向とはこの深い妄想から覚める事であり、
理論の編成替えではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
作品とは自分の生命の刻印ならば、
作者は、どうして作品の批判やら解説やらを希(ねが)う筈(はず)があろうか。
愛読者を求めているだけだ。
生命の刻印を愛してくれる人を
期待しているだけだと思います。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
学問の努力の中心部では、
生きた心が生きた心に直(じか)に触れて、
これを知る
という事しか起こらない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
覚悟というのは、
理論と信念とが一つになった時の、
言わば僕等の精神の勇躍であります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
一体老成した表現にはすべて
知らず知らずに人を引きつける強い魅力がそなわっているもので、
人が何かに酔って頭が興奮していない限り、
そういう魅力はごく自然に人を捕らえるものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
美しい物を所有したいのは人情の常であり、
所有という行為に様々の悪徳がまつわるのは
人生の常である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
人は目覚めて夢の愚を笑う、
だが、夢は夢独特の彫像をもって真実だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
人間の心ほど多様で複雑なものはない。
誰が人の心の不思議を知り得ようか。
自分の心さえ知らないのに。
知っていると思っているのは、
経験の足りない馬鹿者か、
思い上がった利巧者(りこうもの)だけだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
出来上がったダヴィッドの像は
彼(=ミケランジェロ)に様々な事を教える、彼の心に様々な新しい疑問を起こさせる、
彼は解(わか)らぬままに、又、
鑿(のみ)を提(さ)げて新しい大理石の塊に向かう。
恐らくこれが
芸術家の仕事というものの実情なのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
己れを知るとは
自分の精神生活に関して自信をもつという事と
少しも異なった事ではない。
自信が出来るから
自分というものが見えたと感ずるのである。
そしてこの自信を得るのには
どんな傑(すぐ)れた人物でも
相当の時間を要するのだ、
成熟する事を要するのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
僕等はまさに現在の要求に従って
過去の作品から汲むのであって、
過去の要求に過去の作品が如何(いか)に応じたかを
理解するのではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
如何(いか)に客観的に描かれた小説でも、
優れた小説には常に二重の目が光っている。
作中人物の眼と作者の眼と。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
文芸とは飽くまで血肉の科学であって、
世の転変と共に、文芸の意匠を異(こと)にしたというのも、
その時々を生きた肉体に即した表現であったが為(ため)だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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