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今日の
小林秀雄の名言
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11月26日
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1.
あらゆる要素が互いに混合して
実人生というものは動いているので、
他物から独立した純粋な状態という様なものは、
人間が勝手に頭のなかに描いてみない限り、
誰も実際経験してみる事は出来ないのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
眼高手低(がんこうしゅてい)。
頭で理解し、口で批評するのは容易だが、
実際に物を作るのは困難だ
と言った程の意味だ。
技に携わる人々は、
技に携わらなければ、
決してこの言葉の真意は解(わか)らぬ、
と言うだろう。
実際に、
仕事をすれば、必ずそうなる、
眼高手低という事になる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
何でもわかったとする賢者というものが
一番油断のならぬ人種。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
痛切な経験が、
神や仏という言葉を発明した
と考えるのに、何も難しい事はない。
経験の機会は、少しも減らないのだから。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
四百年も前にデカルトが
「精神には懐疑を、実行には信念を」
という一見馬鹿みたいな教えを書いた。
人々は困難な時勢にぶつかって、
はじめてそういう教えに人間の智慧(ちえ)の一切がある事を悟るのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
常識という不思議な言葉を考えていると、
私達に目や耳がある様に、
一種の社会的感覚を司(つかさど)る器官を、
私達はどこかに持って生まれていると考えざるを得ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
書物が書物には見えず、
それを書いた人間に見えて来るのには、
相当な時間と努力とを必要とする。
人間から出て来て文章となったものを、
再び元の人間(の姿)に返す事、
読書の技術というものも、
其処(そこ)以外にはない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
(風景に対する愛や信頼によって)
出来上がった風景画は、
見る人に愛や信頼を要求している。
かような要求に共鳴するからこそ、
美しい形の知覚は、
動かし難く、堅固(けんご)なものになるのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
現代の言語が非常に乱れているのは
周知の事だが、
一般生活者には
言語が乱れていようがいまいが
問題は起こらぬ筈(はず)である。
何故(なぜ)かと言うと
言語という社会の共有財産は、
幾時(いつ)の時代でも
社会の生活秩序と喰い違わない様に出来ているからだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
人にはそれぞれ専門の道というものがあり、
その道の深さや複雑さは、
その道に這入(はい)った人でないと、
素人にはわかり兼ねるのは当然です。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
理性は科学というものを
いつも批判しなければいけないのです。
科学というのは、
人間が思いついた一つの能力に過ぎない
ということを忘れてはいけない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
他人は当てには出来ない、
自分だけが頼りだと知った時、
人は本当に努力をし始める。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
僕等が
自分達の性格に関する他人の評言が気に食わぬのは、
自分を一番よく知っているのは自分だ
という自惚れに依(よ)るのでは恐らくないだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
知識のうちには、
まさしく文明人がいるが、
覚悟の裡(うち)には、
いくら文明が進んでも、
依然として原始人が棲(す)んでいる。
(覚悟とは)知識で空想化した頭脳には、
なかなか掴(つか)み難いものなのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
私達は、皆、凡庸(ぼんよう)なものであろうが、
肖像画家の眼を持っている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
生きている人間などというものは、
どうも仕方のない代物(しろもの)だな。
何を考えているのやら、
何を言い出すのやら、
仕出来(しでか)すのやら、
自分の事にせよ他人事にせよ、
解(わか)った例(ため)しがあったのか。
鑑賞にも観察にも堪えない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
精神の状態に関していかに精(くわ)しくても、
それは思想とは言えぬ、
思想とは一つの行為である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
どんな強い精神力も境遇を必ずしも改変し得ないが、
強い精神力が何かのかたちで利用出来ぬほど
絶望的な境遇というものは存(そん)しない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
後にも先きにも唯一回限りという出来事が、
どんなに深く僕等の不安定な生命に繋(つなが)っているかを
注意するのはいい事だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
例えば悲しみを堪え難いと思うのも、
裏を返せば、これに堪えたい、
その「カタチ」を見定めたい
と願っている事だとも言えよう。
捕らえどころのない悲しみの嵐が、
おのずから文(アヤ)ある声の「カタチ」となって
捕らえられる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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