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今日の
小林秀雄の名言
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7月31日
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1.
常識というものは、
人々が尋常時に永い事かかって
慎重に築き上げた思想である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
私は私の愛している人を笑う事は出来ない。
私はその人に対してほほえむだけだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
精神は、
単に反復を嫌うという理由から、
進んで危険に身を曝(さら)す。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
なるたけ理解の手間がはぶける様に、
平ったくして、鵜呑(うの)みに出来る様にとは、
誰も知らず識(し)らずやる事で、
そういう事に何の努力が要るものではない。
そういう傾向は、
誰の裡(うち)にもある
転がりやすい精神の坂道の様なもの。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
一体、現代人は、
人間の覚悟というものを、
人間の心理というものと取り違える、
実に詰まらぬ癖があります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
私という人間を一番理解しているのは、母親だと
私は信じている。
母親が一番私を愛しているからだ。
愛しているから
私の性格を分析してみる事が無用なのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
惟(おも)うにすべての名言は、
万人がわれ知らず心得ているまさしくその点を、
その点のみを射抜いている。
あんまり解りすぎているからこそ解り難い。
この名言の持つ奇妙な性格が
やがて名言が人なかを渡り歩く時に、
あたりかまわず発散させる臭気の源をなす。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
作品から人々がほんとに得をするのは
作品に感服した場合に限るので、
とやかく批評なぞしている際に、
身になるものは
事実なんにも貰っていやしないのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
今日まで自分が生きて来た事について、
その掛け替えのない命の持続感というものを持て。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
常識という不思議な言葉を考えていると、
私達に目や耳がある様に、
一種の社会的感覚を司(つかさど)る器官を、
私達はどこかに持って生まれていると考えざるを得ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
不幸を感じている人より
不幸に慣れてしまった人の方が不幸である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
事実や行動にかまけていては、
独創も発見もないであろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
現代の言語が非常に乱れているのは
周知の事だが、
一般生活者には
言語が乱れていようがいまいが
問題は起こらぬ筈(はず)である。
何故(なぜ)かと言うと
言語という社会の共有財産は、
幾時(いつ)の時代でも
社会の生活秩序と喰い違わない様に出来ているからだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
私は慧眼(けいがん)に眺められて
まごついた事はない。
慧眼の出来る事は
せいぜい私の虚言を見抜く位が関の山である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
人間の心ほど多様で複雑なものはない。
誰が人の心の不思議を知り得ようか。
自分の心さえ知らないのに。
知っていると思っているのは、
経験の足りない馬鹿者か、
思い上がった利巧者(りこうもの)だけだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
こちら側には何物もない、
向こう側には他人だけがいる。
自分は定かな性格を全く持っていない。
同時に、他人はめいめい確固たる性格であり、
実体である様に見える。
こういう奇妙な風景に接して、
はじめて他人というものが
自分を映してくれる唯一の歪(ゆが)んでいない鏡だ
と合点する。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
人間が人間を客観的に観察するという様な事を、
僕はあまり信ずることが出来ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
(小説中に)「愛情は金だ」などという言葉が飛び出して来ると、そのまま素直に受けられない様な気がする。
こんな言葉は大した言葉で、こういう言葉が処(ところ)を得てうまく納(おさま)る様な小説はそう誰にでも書け様(よう)とは思わぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
諸君の意識は、
諸君がこの世の中にうまく行動するための意識なのであって、
精神というものは、
いつでも僕等の意識を越えているのです。
その事を、はっきりと考えるなら、
霊魂不滅の信仰も、
とうの昔に滅んだ迷信と片付けるわけにもいかなくなるだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
(空虚ではなく感動に充ち、語ろうとする衝動は抑えがたく、しかも口を開けば嘘になるという)沈黙を創り出すには
大手腕を要し、
そういう沈黙に堪えるには
作品に対する痛切な愛情を必要とする。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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