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今日の
小林秀雄の名言
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5月9日
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1.
平和の技術はまた戦争の技術でもある。
目的いかんにかかわりない技術自身の力がある。
目的を定めるのはぼくらの精神だ。
精神とは要するに道義心だ。
それ以外に、
ぼくらが発明した技術に対抗する力がない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
考えるとは、
物に対する単に知的な働きではなく、
物と親身に交わる事だ。
物を外から知るのではなく、
物を身に感じて生きる、
そういう経験をいう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
早く不安から逃れようとする。
新しい事件を古く解釈して
安心しようとする。
これは僕等がみんな
知らず知らずのうちにやっている処(ところ)であります。
事件の驚くべき新しさというものの正体に
眼を据(す)えるのが恐いのである。
それを見詰めるのが
不安で堪(たま)らぬのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
現代文化の最大の弱点は、
簡単明瞭な事実の深さがわからないところにある、
と言ってもいい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
批評が出来るからといって
助言が出来るとは限らぬ。
助言というものは
(批評よりも)もっと実際的な親身な筋合いのものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
文字の数がどんなに増えようが、
僕等は文字をいちいち辿(たど)り、
判断し、納得し、批評さえし乍(なが)ら、
書物の語るところに従って、
自力で心の一世界を再現する。
読書の技術が高級になるにつれて、
書物は、読者を、
そういうはっきり眼の覚めた世界に連れて行く。
逆にいい書物は、
いつもそういう技術を、
読者に眼覚めさせる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
事実や行動にかまけていては、
独創も発見もないであろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
言語という便利な道具を、有効に生活する為に、どう使うかは後の事で、
先(ま)ず何を措(お)いても、
生(なま)の現実が意味を帯びた言葉に変じて、語られたり、聞かれたりする、
先ずそれだけで、
私達にとっては充分な、又根本的な人生経験であろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
己れを知るとは
自分の精神生活に関して自信をもつという事と
少しも異なった事ではない。
自信が出来るから
自分というものが見えたと感ずるのである。
そしてこの自信を得るのには
どんな傑(すぐ)れた人物でも
相当の時間を要するのだ、
成熟する事を要するのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
自分の殺人行為に就(つ)いて悔恨を感じていない。
だがこの行為を他人に絶対に秘密にして置かねばならぬ必要は感ずる。
この必要が罪というものの正体だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
絵や音楽を、
解(わか)るとか解らないとかいうのが、
もう間違っているのです。
絵は、眼で見て楽しむものだ。
音楽は、耳で聴いて感動するものだ。
頭で解るとか解らないとか
言うべき筋のものではありますまい。
先(ま)ず、何を措(お)いても、
見ることです。
聴くことです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
(批評においては)
常に生き生きとした嗜好を有し、
常に溌剌(はつらつ)たる尺度を持つ
という事だけが容易ではないのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
自分は充分に孤独であると思っている者であっても、
人々と共にいなければ
孤独ではない。
人間はみなそうだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
強い思想は、
いつも尋常時に
尋常に考え上げられた思想なのであって、
それが非常時に当たっても
一番有効に働くのだ。
いやそれを働かせねばならぬのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
果たして他人(ひと)を説得する事が出来るものであろうか、
若(も)し説得出来たとしたら、
その他人は初めから、説得されていた人なのではないのか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
得態の知れぬ悲しみを告白するとは、
新しい悲しみを作り出す事に他ならなかった。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
僕等は他人の性格に関しては、
はっきりした知識を持った気でいる事が便利だが、
自分自身の性格に関しては
不得(ふとく)要領に構えているのが便利である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
スランプになったら、
よく食って、よく眠って、ただ待っているんだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
世間は、止むを得ず変り者であるような変り者しか決して許さない。
だが、そういう巧(たく)まずして変り者であるような変り者は、
世間は、はっきり許す、愛しさえする。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
若い人々から、
何を読んだらいいかと訊(たず)ねられると、
僕はいつも
トルストイを読み給えと答える。
すると必ず
その他には何を読んだらいいかと言われる。
他に何にも読む必要はない、
だまされたと思って
「戦争と平和」を読み給えと僕は答える。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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