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今日の
小林秀雄の名言
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5月7日
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1.
これは大変誤り易い事なのだが、
憎悪は、
感情のものというより寧(むし)ろ
観念に属するものなのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
ある対象を批評するとは、
それを正しく評価する事であり、
正しく評価するとは、
その在(あ)るがままの性質を、
積極的に肯定する事であり、
そのためには、
対象の他のものとは違う特質を明瞭化しなければならず、
また、そのためには、
分析あるいは限定という手段は必至(ひっし)のものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
意地悪くものを見て
意地悪く表現するより、
率直にものを見て
率直に表現する方が
遥(はる)かに難しいが、
率直にものを見て
必然的にその表現が逆説的になるという事には、
もっと大きな困難がある。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
強い精神にとっては、
悪い環境も、
やはり在(あ)るが儘(まま)の環境であって、
そこに何一つ欠けている処(ところ)も、不足しているものも
ありはしない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
友達も長い間つき合っていると、
友達たる事にお互いにテレるものである。
誤解というつき合いの大事なきっかけが
お互いに消失する為(ため)か。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
ある対象を批判(=批評)するとは、
それを正しく評価する事であり、
正しく評価するとは、
その在るがままの性質を、
積極的に肯定する事であり、
そのためには、
対象の他のものとは違う特質を明瞭化しなければならず、
また、そのためには、
分析あるいは限定という手段は必至のものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
俺に入用なたった一人の友、
それが仮に君だとするなら、
俺の語りたいたった一つの事とは
もう何事であろうと
大した意味はない様である。
そうではないか。
君は俺の結論をわかってくれると信ずる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
肉体の病人は、
ごく軽い病人でも、健康を切望するものだが、
精神の病人は、いくら精神が腐って来ても、
それに気が付かないだけの口実は用意する。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
凡ては永久に過ぎ去る。
誰もこれを疑う事は出来ないが、
疑う振りをする事は出来る。
いや何一つ過ぎ去るものはない積りでいる事が、
取りも直さず僕等が生きている事だとも言える。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
生活しているだけでは足りぬと信ずる処(ところ)に
表現が現れる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
ノーベル賞をとる事が、
何が人間としての価値と関係がありましょうか。
私は、
決して馬鹿ではないのに
人生に迷って途方にくれている人の方が好きですし、
教養ある人とも思われます。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
諸君は又こういう事を考えてみないか。
混乱していない現代というものが、
嘗(かつ)てあったであろうか、
又将来もあるであろうか、と。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
惟(おも)うにすべての名言は、
万人がわれ知らず心得ているまさしくその点を、
その点のみを射抜いている。
あんまり解りすぎているからこそ解り難い。
この名言の持つ奇妙な性格が
やがて名言が人なかを渡り歩く時に、
あたりかまわず発散させる臭気の源をなす。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
モオツァルトは、目的地なぞ定めない。
歩き方が目的地を作り出した。
彼はいつも意外な処(ところ)に連れて行かれたが、
それがまさしく目的を貫いたという事であった。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
今日の若い作家達の教養の貧弱さは
覆うべからざるものだ。
然(しか)し彼等が教養の摂取を怠っている訳ではあるまい。
彼等の教養には、
教養を円熟させる何物かが欠けているのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
文章は自分のものでいて、
決して自分の思う儘(まま)にはならない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
覚悟というものは、
増やそうとして増えるものでもないし、
精(くわ)しくしようとして精しくなるものでもない、
覚悟するかしないか二つに一つ
という簡明な切実なものである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
愛読書を持っていて、
これを溺読(できどく)するという事は、
なかなか馬鹿にならない事で、
広く浅く読書して得られないものが、
深く狭い読書から得られるというのが、
通則なのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
文芸の道は
人が一生を賭して余りある
豊富な真実な道の一つだ。
文芸の批評は
人物の批評と何等(なんら)異る処(ところ)はない。
この一種不遜な事業を敢行するには
文芸を愛して恥じぬ覚悟が要る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
その人の性格とは、
その人の言葉を語る、一瞬も止まる事なく独特な行動をする
その人の肉体全体を指す。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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