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今日の
小林秀雄の名言
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2月16日
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1.
重要なのは思想ではない。
思想がある個性のうちでどういう具合に生きるかという事だ。
作者が主人公を通じて彼の哲学を扱う手つきだ、
その驚嘆すべき狡猾(こうかつ)だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
決断だとか勇気だとか意志だとかを必要とする
烈(はげ)しい行為にぶつかる機もなく、
又そういう機を作ろうとも心掛けず、
日々を送っている人間は、
心理の世界ばかりを矢鱈(やたら)に拡げて了(しま)うものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
複雑精緻(せいち)な理論よりも
簡単明瞭な物の道理というものが、
実は本当に恐いものなのだ。
人間だってそうだ。
単純率直な人間が恐いのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
各自が各自の個性を通し、
異なった仕方で一枚の画(え)に共感し、
われ知らず生き生きとした自信に満ちた心の状態を創り出す。
そういう心は、
互いにどんなに異なっていようが、
友を呼び合うものです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
教養とは、身について、
その人の口のきき方だとか挙動だとかに、
自(おの)ずから現れる
言い難い性質が、
その特徴であって、
教養のあるところを見せようという様な筋のものではあるまい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
批評文の作者はいつも、
ある命題が心に浮ぶと同時に、
その反対命題が心に浮ぶくらい
鋭敏でなくてはならぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
なるたけ理解の手間がはぶける様に、
平ったくして、鵜呑(うの)みに出来る様にとは、
誰も知らず識(し)らずやる事で、
そういう事に何の努力が要るものではない。
そういう傾向は、
誰の裡(うち)にもある
転がりやすい精神の坂道の様なもの。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
自分の事を言われて
自分の事しか考えない人は、
馬鹿でなければ傑物(けつぶつ)だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
読む工夫は、
誰に見せるという様なものではないから、
言わば自問自答して自ら楽しむ工夫なのであり、
そういう工夫に何も特別な才能が要るわけではない。
だが、誰もやりたがらない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
これは大変誤り易い事なのだが、
憎悪は、
感情のものというより寧(むし)ろ
観念に属するものなのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
本は、若い頃から好きで、
夢中になって読んだ本もずい分多いが、
今日となっては、
本ももう私を夢中にさせるわけにはいかなくなった。
新しい本を読み漁(あさ)るという事もなくなり、
以前読んだものを、漫然と読み返すという事が多くなった。
しかしそういう事になって、
却(かえ)って読書の楽しみというものが、
はっきり自覚出来るようになったと思っている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
中天にかかった満月は五寸に見える、
理論はこの外観の虚偽を明かすが、
五寸に見えるという現象自身は
何等(なんら)の錯誤も含んではいない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
〉歴史は
将来を大まかに予知する事を教える。
だがそれと同時に、
明確な予見というものがいかに危険なものであるかも教える。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
諸君は心によって心をしずめる事が出来るか。
言葉という形の手がかりを求めずしては、
これはかなわぬ事である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
俺が俺の過去を労(いたわ)ろうとすればするほど、
それは俺には赤の他人に見えて来る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
僕は非常に音楽が好きである。
だから、演奏会では、よくうとうと眠る。
(中略)演奏会で音楽を聞いている状態は、
床の中で寝ようとする時の状態に酷似しているのであって、
言ってみれば絶対の屈従によって、
心の自由を獲得しようとする状態なのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
あらゆる天才の存在というものは、
社会に対して一つのアイロニイとなる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
女は俺にただ男でいろと要求する、
俺はこの要求にどきんとする。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
不安がなければ不安を発明してやる、
これが青年の特権である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
政治の取扱うものは常に集団の価値である。
何故(なぜ)か(この何故かという点が大切だ)。
個人の価値に深い関心を持っては
政治思想は決して成り立たないからだ。
ここにこの思想の根本的な或(ある)いは必至(ひっし)の欺瞞(ぎまん)がある。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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