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今日の
小林秀雄の名言
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2月13日
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1.
濫読(らんどく)による浅薄な知識の堆積というものは、
濫読したいという
向こう見ずな欲望に燃えている限り、
人に害を与える様な力はない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
他人を理解するとは、
他人の身になってみる事だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
老人は思い出に生きるという、
だが、彼が過去に賭けているものは、
彼の余命という未来である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
経験によって強く頭に閃(ひらめ)く考えというものを、
展開させ育て上げようとする人は
実に少ないものだ。
経験が、その都度(つど)教える考えの閃きは、
その時その時の感想となって
消費されて了(しま)う。
宝石が磨かれないで捨てられて行く様なものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
水掛論なるものが一体、
両方に正しい理屈があるものじゃない。
中途までしかものを考えない内に
議論を始める処(ところ)から起こる現象である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
例えば悲しみを堪え難いと思うのも、
裏を返せば、これに堪えたい、
その「カタチ」を見定めたい
と願っている事だとも言えよう。
捕らえどころのない悲しみの嵐が、
おのずから文(アヤ)ある声の「カタチ」となって
捕らえられる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
未だ来ない日が美しい様に、
過ぎ去った日も美しく見える。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
作家にとっては、
影響を受ける
(影響を与えるという事は、彼には何の意味も持たない)
という事は、
同化、再生という、分割出来ぬ過程を意味します。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
美しいものは、
諸君を黙らせます。
美には、
人を沈黙させる力があるのです。
絵や音楽が本当に解(わか)るという事は、
こういう沈黙の力に堪える経験をよく味わう事に他なりません。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
理想が彼を捕らえ、
彼を食い尽くしたのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
例えば秋声(=徳田秋声)とか白鳥(=正宗白鳥)とかいう人々が
今も昔乍(なが)らのものを書いていて
やはり人を引きつけるものを持っているのは、
ああいう人々は
自然主義的ものの見方と一緒にもう一つのもの、
一口に言えば現実の冷い作家たる観察眼をもっている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
悲劇とは単なる失敗でもなければ、
過誤でもないのだ。
それは人間の生きてゆく苦しみだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
自画像を描く画家は、
ここに自分の持って生まれた他人とは異なる顔がある
という事実に、
画家自身がどう処したか、
この取るに足らぬ事実を、どう始末したか、
その画家の精神が語られているところに、
自画像の魅力があるのでしょう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
悲劇は、
私達があたかも進んで悲劇を欲するかの如(ごと)く
現れるからこそ悲劇なのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
有能な実行家は、
いつも自己主張より物の動きの方を尊重しているものだ。
現実の新しい動きが看破されれば、
直ちに古い解釈や知識を捨てる用意のある人だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
今日の様な書物の氾濫のなかにいて、
何を読むべきかと思案ばかりしていても、
流行に書名を教えられるのが関の山なら、
これはと思う書物に執着して、
読み方の工夫をする方が賢明だろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
美は芸術を芸術たらしめる塩である。
美のない処(ところ)に芸術はない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
人間は
何かである事を絶えず拒絶して、
何かになろうとしている。
そういう人間に(人間とは何かという)問いを掛けるには、
もっと人間に近付かねばならぬ、近付き過ぎるほど近付いて
問わねばならぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
文芸の道は
人が一生を賭して余りある
豊富な真実な道の一つだ。
文芸の批評は
人物の批評と何等(なんら)異る処(ところ)はない。
この一種不遜な事業を敢行するには
文芸を愛して恥じぬ覚悟が要る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
惟(おも)うにすべての名言は、
万人がわれ知らず心得ているまさしくその点を、
その点のみを射抜いている。
あんまり解りすぎているからこそ解り難い。
この名言の持つ奇妙な性格が
やがて名言が人なかを渡り歩く時に、
あたりかまわず発散させる臭気の源をなす。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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