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今日の
冬の俳句・川柳
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7月3日
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1.
冬椿天地無情にありにけり
(
三橋鷹女
)
2.
鉄筆をしびれて放す冬の暮
(
能村登四郎
)
3.
林枯れ白雲われを脅(おびやか)す
(
三橋鷹女
)
4.
著(き)ぶくれし背中に話しかけられし
(
稲畑汀子
)
5.
葱(ねぎ)切るや猫の手消えし障子穴
(
大橋櫻坡子[桜披子]
)
6.
よろこびはかなしみに似し冬牡丹(ふゆぼたん)
(
山口青邨
)
7.
一輪の侘助(わびすけ)とあり燈(ひ)をとぼし
(
三橋鷹女
)
8.
大いなる枯野に堪へて画家ゐたり
(
大野林火
)
9.
閉めてある障子が人を焦がれをり
(
後藤比奈夫
)
10.
たぐひなきひとり男よ冬籠
(
加舎白雄
)
11.
ひろやかなところへ年の去らんとす
(
河内静魚
)
12.
東京は寒し青空なればなお
( 高野ムツオ )
13.
また人の惜しまれて死ぬ寒さかな
(
久保田万太郎
)
14.
わが物と思えば軽し笠の雪
(
宝井其角
)
15.
現し身(うつしみ)の寒極まりし笑ひ声
(
岡本眸
)
16.
雪積みて何かなまめく夜と思ふ
(
鈴木真砂女
)
17.
戯曲よむ冬夜の食器つけしまま
(
杉田久女
)
18.
空といふ自由鶴舞ひ止(や)まざるは
(
稲畑汀子
)
19.
まだまだと枯れぬ漢の(おとこ)河豚(ふぐ)の鍋
(
本郷榮
)
20.
たきたての御飯のひかり冬の山
(
有澤榠りん
)
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