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今日の
冬の俳句・川柳
☆
6月30日
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1.
ねんねこの主婦ら集まる何かある
(
森田峠
)
2.
凍る河見ればいよいよしづかなり
(
山口誓子
)
3.
人一人焚火(たきび)してをるあやしさよ
(
京極杞陽
)
4.
山のぼるこころ枯野にへだたりぬ
(
太田鴻村
)
5.
顔中(かおじゅう)の皺(しわ)をあつめて寒さいふ
(
大野林火
)
6.
白葱(しろねぎ)の ひかりの棒を いま刻む
(
黒田杏子
)
7.
鶴のこゑ繪具(えのぐ)をしぼりだすごとく
(
八田木枯
)
8.
胸中に同じ雪降る妻と我れと
(
折笠美秋
)
9.
ぐい呑は不揃ひがよし年忘れ
(
五十崎朗
)
10.
すつぽりとふとんかぶりてそして泣く
(
小野房子
)
11.
サンタさんその一言で子はよい子
( あらきみほ )
12.
へろへろとワンタンすするクリスマス
(
秋元不死男
)
13.
人の死はいつも初雪に間に合わぬ
(
宇多喜代子
)
14.
ハイハイの児(こ)と戯れて日向ぼこ
(
長嶺勇
)
15.
冬籠(ふゆごもり)子猫に情をかけにけり
(
鈴木真砂女
)
16.
千古より落葉重なる日夜かな
(
宇多喜代子
)
17.
いつの間に踏みまよひたる深雪(みゆき)かな
(
原石鼎
)
18.
死ぬ母に雪の兆しを告げにゆき
(
宇多喜代子
)
19.
手袋の手を挙げ人の流れに没(い)りぬ
(
篠原梵
)
20.
冬一日火に親しみて暮れにけり
(
石川啄木
)
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