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今日の
冬の俳句・川柳
☆
3月18日
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1.
紐(ひも)解かれ枯野の犬になりたくなし
(
榮猿丸
)
2.
凍る河見ればいよいよしづかなり
(
山口誓子
)
3.
木の葉舞ふ天上は風迅(はや)きかな
(
太田鴻村
)
4.
強霜(つよじも)に今日来る人を心待ち
(
高浜虚子
)
5.
懐にボーナスありて談笑す
(
日野草城
)
6.
日向ぼこ母の隣にゐるごとし
(
高倉和子
)
7.
冬紅葉(ふゆもみじ)身軽な旅に出たりけり
(
鈴木真砂女
)
8.
落葉(おちば)してひとりに丁度よき木なり
(
石田郷子
)
9.
遠火事に深き酔ひ寝の起さるる
(
能村登四郎
)
10.
あたためて何包みたき掌(てのひら)か
(
能村登四郎
)
11.
子にいつか来る晩年や竜の玉
(
藤井あかり
)
12.
ふところに手紙かくして日向ぼこ
(
鈴木真砂女
)
13.
枯野より帰る両手を暗く垂れ
(
秋元不死男
)
14.
明日会へる今日よく晴れて冬の空
(
小野房子
)
15.
冬の鳥きく日だまりの少しあり
(
加藤喜代子
)
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