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今日の
吉行淳之介の名言
☆
3月12日
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1.
意識下の世界で蠢(うごめ)くものを
無いことと同じに考えることが、
一つの問題を解決しようとする男と女との話合いを混乱させ、
(二人とも)狭い地点に釘付けになって
動きが取れなくなるのだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
恋慕の情というものが、
初心(うぶ)な人間に忍びこむと、
無分別になる一方、
相手に対する関心をヌケヌケと表明する技巧も知らず、
その純情さがかえって
抑えつけられた情欲の醜さを滲(にじ)み出させるようになることが多い。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
夢中で一人角力(ずもう)をしている人のコッケイさが、
とかく初恋というものにつきまとう。
思い返したときの初恋の味が、
甘酸っぱくホロ苦いということは、
こういうところに原因がある。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
男が最も男らしくなり、
女が最も女らしくなったときに、
男女同権が十分行きわたる。
ただし、この「女らしさ」の解釈は
いろいろな形が考えられるであろう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
概してハデな服装をして颯爽(さっそう)と歩いている手合いのほうが
単純明快で、好人物が多い。
まして、十本の指にぜんぶ指輪をはめている女性などは、
涙の出るほどの善人である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
対象にたいして心臓が動かないで文章を書いても、
それは作者不在の作品になってしまう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
女性と向かい合っていると、
男性である私は、
相手が全く理解に絶した無気味な存在におもえる瞬間に襲われる。
手がかりの付かない怪物におもえる瞬間がある。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
ホレたハレたには、理屈も何もないよね。
ただし、その期間は
夫婦にとってきわめて短いですよ。
あとは、技術を持って
(結婚生活を)構築していくわけですね。
建築物と言うか、
ま、蜃気楼だな、
それをつくるような技術でしょうね。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
心臓が暖く動きすぎる時は、
跳(は)ね上る心臓を扼殺(やくさつ)して
心の底に埋めて肥料にするのがよい。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
美人は(作る側として)文学を必要としなかった。
これからはそうではない。
年とともに小説製造機風の作品が氾濫し、
功名心に燃えたサッソーとした美人の小説家志望者が氾濫し、
私たちの周囲も華やかなことになるであろう……。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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