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今日の
寺山修司の名言
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4月29日
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1.
賭博は、
資本主義の富の生産、流通、消費に、
もう一つのシステムを与えるものであり、
ただのレジャーや気晴らしなどでもなければ、
自治体の経済を助ける必要悪などでもない。
(
寺山修司
)
2.
賭けるたびに儲かってしまうギャンブルなど
何とむなしいことだろう。
負けるかもしれないからこそ、
ぼくは賭けるたびに緊張し、
そして生きている自分を
感じることができるのだから。
(
寺山修司
)
3.
詩は書いた詩人が
自分に役立てるために書くのであって、
書くという体験を通して
新しい世界に踏み込んでゆくために
存在しているものなのだ。
(
寺山修司
)
4.
もし、彼(=ヒットラー)の実現した世界が、現実ではなくて、映画俳優たちによって演じられたスクリーンの中の物語、あるいはリンツの劇場の歌劇であったとしたら(彼自身はそれでも充分満足したに違いないが)──悪の巨匠として、別の評価をうけていたかも知れない。
(
寺山修司
)
5.
「詩」もことばだと思ってはいるが、やっぱりことばではないのではないか、と思うことがある。
詩はことばに毒されてはいるけれども、素朴に言えば、イマジネーションの世界なのである。
(
寺山修司
)
6.
海で死んだ若ものは
すべて 太陽のなかに葬(ほうむ)られる
(
寺山修司
)
7.
海には叙情詩と男声合唱のひびきがある
(
寺山修司
)
8.
愛したり恨んだりするには他人が必要だ……だが、ぼくはまだ他人らしい他人に逢(あ)ったことがない……
(
寺山修司
)
9.
怒りは自動車のガソリンのようなものです。
怒りは要するに明日への活力です。
怒りをこめて「ふりかえって」も、すぎさった日々は回収され得ないでしょう。
それに過去というのは常に廃墟でしかありません。
(
寺山修司
)
10.
なみだは
人間の作るいちばん小さな海です。
(
寺山修司
)
11.
現代人は過去を感傷するだけでは生きてゆけない。
過去は、道具である。
人は、過去の力を借りて現在から自分を守ったり、現在を強化することで、過去の幻想から自分を守ったりする。
(
寺山修司
)
12.
映画はでき上がったときから回想されるという形式であり、歴史と同じように、二度目に現れてくるときは、受けとり手の想像力の中でしか生きられないものである。
(
寺山修司
)
13.
私は渡りつづけること、旅しつづけることのほかに、何の人生があるものだろうか、と思っている。
(
寺山修司
)
14.
もともと言葉というのは日常的な倫理の立場ではすべて嘘であって、簡単に言えば「二度目の現実」にすぎないと思うんです。
(
寺山修司
)
15.
見るという行為は、人間を部分的存在にしてしまう。
もし、世界の全体を見ようとしたら目をとじなければ駄目だ。
(
寺山修司
)
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