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今日の
寺山修司の名言
☆
11月13日
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1.
私は
手でさわれない過去の事象を証拠物件にして
現在を推理しようとする
歴史主義者たちを
信用しない。
「行く」という行為は在りうるが
「帰る」という行為はありえないのだ。
回帰するやつは、みんなくたばれ。
(
寺山修司
)
2.
どんなすばらしい風景も、
人間の想像力を上まわるものではない
ということを知ってしまえば、
「わざわざ出かけるまでもない。」
ということになるのかも知れない。
(
寺山修司
)
3.
大学は死ぬべきだ、と思う。
そして真に「大学的なるもの」こそ息をふきかえすべきである。
(
寺山修司
)
4.
あてにできるものは偶然だけである。
──訪れてくるものは、すべて偶然なるものである。
世界の発生は、まさに偶然であり、歴史は、何の目的をもつものではない。
(
寺山修司
)
5.
快楽は、時としては政治的である。
だが、快楽はいつの場合にでも反社会的であった。
その定義は「革命は政治的であるが、いつの場合にも反社会的であった」と言い換えることもできる。
(
寺山修司
)
6.
女は生きてきた月日を思い出すとき、
それが夫であったり、家であったり、
山鳩(やまばと)の啼(な)いている森であったり、
お祭りであったりする。
だがそれは故郷とは別のものだということを男は知っている。
(
寺山修司
)
7.
市民権を与えられないスラング、やくざたちの隠語は、言葉のアウトローである。
(
寺山修司
)
8.
子供ってのは、とびうおみたいなもんさ。
時期が来ると帰ってきて、また遠ざかってゆく。
遠ざかってゆきながら、だんだん大きくなるんだ……
それを待ちながら年老(としと)ってゆくのが母親だよ。
(
寺山修司
)
9.
自分の家というのはつねに一代のものであり、それは西部の草原に愛する妻と二人で小舎(こや)を立ててはじめてゆくような「創生」の歓びに充ちたものだと思っています。
(
寺山修司
)
10.
ボクサーは自分に勝つ必要なんかない、敵にだけ勝てばいいんだ。
敵と戦わなきゃならん大切なときに、
自分とも戦うなんて、無茶なことだ。
まるで、二人も相手にするようなもんじゃないか。
(
寺山修司
)
11.
青い鳥っていうのはみんなに見えるとは限らないんだ。
人によって見えたり見えなかったりする、不思議な鳥さ。
世の中には、そんなふうに、人によって見えたり見えなかったりするものがよくあるんだよ。
(
寺山修司
)
12.
夏……古典の死
(
寺山修司
)
13.
競馬においては「強い者が勝つ」という論理は通用などしない──本質が存在に先行するならば、賭けたり選んだりすることは無用だからである。
「勝ったから強い」のであり、存在は本質に先行するからこそ、人は「存在するための技術」を求めてやまないのである。
(
寺山修司
)
14.
美というものはしばしば社会生活の上で障害になる。
美はあくまでも個人的なものであり、人は美だけでは生きられないからである。
(
寺山修司
)
15.
子供の頃、おばあさんが、──そんなことをすると地獄におちますよ。
と言って、私たちのいたずらを戒めたものだが、「上手な地獄の利用法」は、法の戒めをおそれぬこと(あるいは合法の下におかされている数えきれぬ罪)を戒めるために、地獄のおそろしさを教えてやることなのではないだろうか。
(
寺山修司
)
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