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今日の
寺山修司の名言
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10月20日
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1.
女は生きてきた月日を思い出すとき、
それが夫であったり、家であったり、
山鳩(やまばと)の啼(な)いている森であったり、
お祭りであったりする。
だがそれは故郷とは別のものだということを男は知っている。
(
寺山修司
)
2.
鏡には、墜落(ついらく)への誘惑がひそんでいる。
一枚の鏡をじっと見ていると、私はその底の暗黒に吸いこまれ、墜落してゆくような目まいを覚えるからである。
(
寺山修司
)
3.
夕方の「さよなら」は
お互いの顔を見ないで、
たとえば、空を見たりすることがある。
だから夕焼けの赤さだけが
二人の心に残るのである。
(
寺山修司
)
4.
結婚は、夢を自在に見る力によってだけ持続されるのです。
(
寺山修司
)
5.
言語は何と不自由なものだろう。
それには全体重ものらなければ、目のさめるような速度もない。
目に見えない「事物の代用品」でありながら、ただの道具であるにしてはあまりにも長い歴史を持ちすぎてしまった。
(
寺山修司
)
6.
思い出って嫉妬ぶかいものよ。
これから思い出したりなんかすると、たちまち過去が復讐しにやってくるんだわ。
(
寺山修司
)
7.
親の愛情、とりわけ母親の愛情というものはいつもかなしい。
いつもかなしいというのは、それがつねに「片恋(かたおもい)」だからです。
(
寺山修司
)
8.
書物と人生との出会いは、
しばしば偶然のものであり、
だからこそ、たった一行の詩句で
人が死んだりすることもあるのである。
(
寺山修司
)
9.
孤独な人たちの相互慰藉(いしゃ)も含めたうえでいえることは、
友情というものは
「差別」の思想のうえにしか成り立たないということである。
一人を選んで付き合うということは、
とりもなおさず
「他を選ばず、他とは付き合わない」
ということになる。
(
寺山修司
)
10.
(ボクシングという)あの、殴りながら相手を理解してゆくという悲しい暴力行為は、何者も介在できない二人だけの社会がある。
あれは正しく、政治ではゆきとどかぬ部分(人生のもっとも片隅のすきま風だらけの部分)を埋めるにたる充足感だ。
(
寺山修司
)
11.
ことばだって所詮は一つのかくれ家ではないのかね?
(
寺山修司
)
12.
人類が最後にかかる、
一番重い病気は
「希望」という病気である。
(
寺山修司
)
13.
私たちは
百年前と比べて百倍もの「隣人」を持っているくせに、
友情などというものに、
ロマンチシズムを感じないようになってしまっている。
だれでも心のなかに無人島を持っているからである。
(
寺山修司
)
14.
たまには怒ったら、どうですか?
怒ると、人間らしくなる。
少なくとも怒れるってことは植物じゃできないことだからね。
(
寺山修司
)
15.
人間の思慮分別は、はかないものです。
風にそよぐ葦(あし)のようなものです。
(
寺山修司
)
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