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今日の
寺山修司の名言
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3月20日
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1.
劇場の中には、さまざまの〈出会い〉が組織される。
それは俳優と役中人物との〈出会い〉、俳優と観客との〈出会い〉、観客と役中人物との〈出会い〉、観客と観客との〈出会い〉──と、限りなくあるのだが、従来の劇場の中での〈出会い〉として表出されていたのは、その中の観客と役中人物との〈出会い〉だけであった。
(
寺山修司
)
2.
いかなる時と雖(いえど)も、ぼくは「不運」と地獄とを峻別(しゅんべつ)して考えていたが、これは不運は在(あ)るものだが地獄は成(な)るものだからである。
(
寺山修司
)
3.
ソレルスの「暴力論」ではないが、反戦とは「反戦についてのシンポジウムをする」ことなどではなく、自らの手で戦争の息の根を止めるための「具象的行為」をなすべきである。
(
寺山修司
)
4.
猫と女は、呼ぶと逃げ、呼ばないとすりよってくると言うが、運命もまた、こっちが冷たくしていると機嫌とりにやってきて、こっちがしつこく追いまわすと遠ざかってしまう。
(
寺山修司
)
5.
恨んでも恨んでも恨みたりないのだよ、祖国ということばよ!
(
寺山修司
)
6.
(ネロやヒットラーの)間違いは
彼らが権力者だったことにあるのではなく、
だれかが権力をもちすぎたことにある。
(
寺山修司
)
7.
世界はまず、人たちの想像力の中で亡(ほろ)びる。
そしてそれを防ぐためには、政治的手段など何の役にも立たないのである。
(
寺山修司
)
8.
書物のなかに海がある
心はいつも航海をゆるされる
(
寺山修司
)
9.
「書かれた詩句」以上に「消された詩句」の方が(もし、消されずに残っていたら)人の心をうったかも知れない、と思うことがある。
(
寺山修司
)
10.
どんな詩も、閉じられた書物の中では死んでいる。
(
寺山修司
)
11.
誰かに何かが足りない、というのでは悲劇は描けないのであって、真に劇的なる葛藤は、すべての充足したときにも起こり得る不条理な現実の上に成り立っているのである。
(
寺山修司
)
12.
片想いはレコードでいえば、裏面のようなものです。
どんなに一生懸命うたっていても、相手にはその声が聞こえない。
(
寺山修司
)
13.
猫……青ひげ公の八人目の妻
猫……財産のない快楽主義者
猫……毛深い怠け娼婦
猫……このスパイは よく舐(な)める
(
寺山修司
)
14.
つまらない書物というのはないが、つまらない読書というのはある。
どんな書物でも、それを経験から知識にしてゆくのは読者の仕事であって、書物のせいなどではないからである。
(
寺山修司
)
15.
すでに完成した形式に自分をあてはめて、複製品になろうとしている人たちなどは、考古学的な興味をひくにしか値しない。
(
寺山修司
)
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