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今日の
寺山修司の名言
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2月29日
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1.
私たちに必要なのは規律ではなく、自律なのである。
(
寺山修司
)
2.
私は、政治的「差別」がおおむね悪であることを(政治という形態が、悪の論理を内包せずには成立せぬという不条理をふくめて)否定されるべきであるということに異は唱えないが、それが「差別」であるから悪なのではなく、政治的利害が生み出した観念が差別に先行しているから悪なのだと思っている。
(
寺山修司
)
3.
家族たちさえも憎めないようなぼくに
どうして他人を恨むことができよう
まして愛することなんか……
(
寺山修司
)
4.
人間の思慮分別は、はかないものです。
風にそよぐ葦(あし)のようなものです。
(
寺山修司
)
5.
ボクサーが自分のためでなく、
誰かのためにたたかっていると思いだしたら(=思い始めたら)、
それはもう転落のはじまりなのである。
(
寺山修司
)
6.
この世には生と死があるのではなく、死ともう一つの死があるのだ。
(
寺山修司
)
7.
第二次世界大戦とは、
人類にとっての巨大な忘却の一つだ。
(
寺山修司
)
8.
わらべ唄というのはペストや黒死病みたいに伝染性を持ったものであることが重要であり、その辺が他の詩歌と違うところなのではないか。
(
寺山修司
)
9.
酒を飲まなくても陶酔は出来るし、金を媒介にしなくても女と(付き合って)別れることは学べる。
だが賭けないものには賭博の実感は味わえないのである。
(
寺山修司
)
10.
定住することは、不滅を信じることだ。
私は、そんなものを信じない。
できるならば、私の死んだあとでも、墓は汽車の連結器の中につくってもらいたいと、思っている位(くらい)である。
(
寺山修司
)
11.
女は生きてきた月日を思い出すとき、それが夫であったり、家であったり、山鳩(やまばと)の啼(な)いている森であったり、お祭りであったりする。
だがそれは故郷とは別のものだということを男は知っている。
(
寺山修司
)
12.
政治と言うものは、滅私への道を見出すことだ。
(
寺山修司
)
13.
女の子が花嫁でいられるのは
「式の始めから終わりまで」
ほんの数時間のことであり、
あとの数十年は、
妻か母になって暮らすことになる。
死ぬまで花嫁のままでいることができたら、
どんなによいことだろう。
(
寺山修司
)
14.
犯罪というのは、いつでも
国家の中での反国家的行為が冠されることばだ。
同じ殺人でも
国家の名においてなされるものは、
犯罪とは呼ばれない。
死刑だって、
戦場における殺人だってそうだ
──それは、しばしば《正義》と名づけられることはあるが、
決して犯罪とは呼ばれない。
だが、国家の権威主義下の秩序を破って行われる殺人は、
すべて犯罪だ。
(
寺山修司
)
15.
詩や音楽が「精神的な化粧品」であるように、性もまた「精神的な化粧品」であると思われます。
(
寺山修司
)
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