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今日の
短歌・道歌の名言
☆
5月29日
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1.
ふるさとの空遠(とほ)みかも
高き屋(や)にひとりのぼりて
愁(うれ)ひて下(くだ)る
(
石川啄木
)
2.
こみ合(あ)へる電車の隅(すみ)に
ちぢこまる
ゆふべゆふべの我のいとしさ
(
石川啄木
)
3.
宗鑑は 何処へと人の問ふならば ちと用有りてあの世へと言へ
( 山崎宗鑑 )
4.
空寝入(そらねいり)生あくび《「生」&「口+去」&「呻」》など
なぜするや
思ふこと人にさとらせぬため
(
石川啄木
)
5.
歌の境地は山、川であり、
材料は雲・樹・鳥であるが、
現れる所は、
作者心霊の機微である。
(
島木赤彦
)
6.
青空に消えゆく煙
さびしくも消えゆく煙
われにし似るか
(
石川啄木
)
7.
いつしかに
情(じやう)をいつはること知りぬ
髭(ひげ)を立てしもその頃なりけむ
(
石川啄木
)
8.
気弱(きよわ)なる斥候(せっこう)のごとく
おそれつつ
深夜の街を一人散歩す
(
石川啄木
)
9.
よく笑ふ若き男の
死にたらば
すこしはこの世さびしくもなれ
(
石川啄木
)
10.
どんよりと
くもれる空を見てゐしに
人を殺したくなりにけるかな
(
石川啄木
)
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