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今日の
田辺聖子の名言
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5月12日
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1.
男と女がともに棲(す)んで仲よく過ごすということは、一面、たいへんむつかしいことで、細心の注意が要(い)る。
そして絶えず、椅子は一つしかないと思いめぐらし、相手の気持ちを思いやり、自分は先にその椅子をぶんどったりしない。
双方、そのつもりでいれば長つづきするんじゃないか、と思うが……まあ、現実は中々むずかしい。
(
田辺聖子
)
2.
(※女にとって)男もすばらしいけれど、女のひとにも、何ともいえない慕(した)わしい人がいるものです。
生きることはそういう人にめぐりあうための旅でもある。
(
田辺聖子
)
3.
オジさんは別荘が欲しい。
オバサンはリゾートホテルに泊まるほうがずっといいと思う。
(
田辺聖子
)
4.
できれば、女の人は仕事を持って欲しいと私は思うんです。
仕事をしていると(中略)挫折も味わうでしょう。
すると、そこからまた思いやりやかわいらしさが出て、反対に甘えがなくなっていくと思うんです。
(
田辺聖子
)
5.
人間、生きてる限り、現役やないか、と。
世の中、面白い遊びや、思うて生きてるかぎり現役や、思いますねん。
(
田辺聖子
)
6.
別れには、別ればなしなど必要はないのだ。
不用意に、「もし……したら別れる」と放言したときから、すでに別れははじまっており、愛は滅びはじめたのだ。
(
田辺聖子
)
7.
ロマンチックというのは、人生が一瞬、あけぼの色に、仄(ほの)明るんでくることです。
(
田辺聖子
)
8.
ケンカしそうな男の子らがいて、横を通りかかった大人が
「ほらほら落とし物」と話しかける。
「何?」って探す。
見つからない。
そしたら大人が
「ゆとり。
いっぱい落としてるで」って。
自分も怒りっぽいからわかるんやろうね。
(
田辺聖子
)
9.
女は、やさしい男が好きなくせに、男がやさしいと見くびるものである。
(
田辺聖子
)
10.
「思いこみ」は、クリエートする人間の、いちばんの敵である。
(
田辺聖子
)
11.
オトナいうもんは、表と裏とある。
つまり、アワセになっとんねや。
コドモはヒトエ(単衣)ですむけど、中年者はアワセにならんと生きてゆけん。
つまりいうたら、変幻自在に生きな、あかんねん。
(
田辺聖子
)
12.
説教するのは人間のいちばんのたのしみ、快楽の最たるものである。
(
田辺聖子
)
13.
愛がなくても人間は嫉妬だけは持つ。
(
田辺聖子
)
14.
この日本にはヤングと老人ばかりのようだ。
オトナはどこへいっているのだろう?
(
田辺聖子
)
15.
(※血のつながった者よりも)他人同士の愛情のほうがホンモノで深いことがあるのだ。
他人のなかから、いい人をみつけ出して、その人と仲よくなり、やさしさをわかちあう、というのは、私にとって、ほんとに、タカラモノに思えるのである。
(
田辺聖子
)
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