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今日の
田辺聖子の名言
☆
12月11日
☆
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1.
トシなんてねえ、三十五から先はなくなんのよ。
その人の持ってる味だけになんのよ。
(
田辺聖子
)
2.
別れには、別ればなしなど必要はないのだ。
不用意に、「もし……したら別れる」と放言したときから、すでに別れははじまっており、愛は滅びはじめたのだ。
(
田辺聖子
)
3.
人生は非常時の連続である。
(
田辺聖子
)
4.
いい友達を持ってる、いうのが、人間のいちばんのお手柄や、思うわ。
(
田辺聖子
)
5.
世間を知る、ということは、人間の言葉の裏を引っくり返して見る、ということかもしれない。
(
田辺聖子
)
6.
嫁・姑円満の秘訣の一つに、自分が言い負ける、ということがございます。
〈言い負けておくとあと味の茶がうまい〉(岡田雨音美)
という川柳がございますが、嫁と口論になっても、ホントは言い返したいところですが、言い負かされた形で、当方のホコをおさめる、これがよろしいようでございます。
(
田辺聖子
)
7.
美人も、見慣れると、そこに顔がある、というだけになってしまう。
(
田辺聖子
)
8.
清廉(せいれん)な人間にとってこの世は何と生きにくいものだろう。
(
田辺聖子
)
9.
現代においては最大の情熱は、「めんどくさい」という感情である。
(
田辺聖子
)
10.
上機嫌は煙みたいに消えるものだから、
たやすく忘れられる。
(
田辺聖子
)
11.
ロマンチックというのは、人生のディテールで思いがけない美しさを発見して、そのつもりであちこち見ると、どこにもここにもあった、とびっくりすること。
(
田辺聖子
)
12.
人の青春というものは、いくつもスペアのあるものだ。
年とってみるとそのことがよくわかる。
(
田辺聖子
)
13.
インテリは理屈ばっかりで、(※他人の)行動を阻害しよる。
(
田辺聖子
)
14.
アホにアホいうもん、ほんまのアホじゃ。
(
田辺聖子
)
15.
自分だけに興味を発動するのが〈手記〉で、周囲の人間に飽くなき関心と分析力をもつのが〈小説〉である。
(
田辺聖子
)
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