名言ナビ
→ トップページ
今日の
田辺聖子の名言
☆
11月1日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
人間(=個人)の性格は千年たっても変わらない。
(
田辺聖子
)
2.
オトナの女とは、男に期待しなくなった女のことである。
(
田辺聖子
)
3.
人間にとっての大きな財宝というのは、これは、いい人間の愛情を、自分がもらうこと、自分のそれも他人にあげること、そこに尽きるように思う。
(
田辺聖子
)
4.
人と人は決して、深く重なり合ってはいけないのだ。
ほんのちょっと、突き合わせぐらいで、交際(つきあ)っているのがいいのだ。
(
田辺聖子
)
5.
親子だからといって気が合うとは限らない。
気の合わぬ肉親は他人より始末がわるい。
血は水より薄い、というのが私の持論である。
(
田辺聖子
)
6.
美人も、見慣れると、そこに顔がある、というだけになってしまう。
(
田辺聖子
)
7.
中年の言いぐさによれば、中年のやさしさは無関心と同義語なのだそうだ。
(
田辺聖子
)
8.
(※中年以後は)お化粧なり、おしゃれなりが、面白くなればいい、と思う。
面白くなるのは、自分の美点を発見する能力が(若いときより)うんとたかまるからである。
(
田辺聖子
)
9.
(ものごとを)美しくするのも醜くするのも、すべて人間の気持ちのもちかた次第で、ものごとそれ自体は事実にすぎない。
(
田辺聖子
)
10.
家庭があまり変化すると家族はくつろげない。
いつも同じように、どっしりと包みこんでくれる、という安心感が、家族の帰宅の足をかるくする。
(
田辺聖子
)
11.
オトナ同士なら、ぶちまけた苦労ばなしをするものではないのだ。
かつ、真の苦労(中略)辛苦を、他人にいって同質の感懐を強いることはできない。
わかる人には、言わなくてもわかるし、わからない人には、言ってもわからないのだ。
(
田辺聖子
)
12.
〈馴れ馴れしい〉よりもっと始末にわるいのが〈図々しい〉奴であろう。
(
田辺聖子
)
13.
自分だけに興味を発動するのが〈手記〉で、周囲の人間に飽くなき関心と分析力をもつのが〈小説〉である。
(
田辺聖子
)
14.
別れには、別ればなしなど必要はないのだ。
不用意に、「もし……したら別れる」と放言したときから、すでに別れははじまっており、愛は滅びはじめたのだ。
(
田辺聖子
)
15.
達観、というのは、心中、〈まあ、こんなトコやな〉とつぶやくことである。
(
田辺聖子
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ