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9月27日
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1.
古いものはその価値が知れ渡っているので、
世評の標準で選ぶことが出来る。
云(い)わば向(むこ)うから、
美しさを示してくれる。
所が新しいものの選択は
使う人の眼力にかかる。
自分で定め(=見定め)なければならない。
だから新しいものを買う方がずっとむずかしい。
(
柳宗悦
)
(
Yanagi Muneyoshi
)
2.
本を開くということは、
心を閉ざすのではなく、
心を開くということです。
いま、自分の目のとどくところに、
あるいは、自分の手に、
どんな本があるか。
そのことを自問することから、
読書というのははじまる。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
3.
瞬きをしてたんぽぽをふやしけり
(
植竹春子
)
(
Uetake Haruko
)
4.
ひとびとの耳目(じもく)に四方八方から飛びこんでくる
各種の政治的イデオロギーの宣伝戦は
おたがいに相殺しあって、
彼らを政治的行動に赴(おもむ)かせる代りに
むしろしばしば、
政治一般にたいする反感と嫌悪感をかきたてる作用として働くのである。
(
丸山眞男〔丸山真男〕
)
(
Maruyama Masao
)
5.
幸せとは形あるものではない。
人間自身が発する熱やエネルギーみたいなものではないでしょうか。
そしてそれは、
必ず人間の根っこから出てくる。
だからこそ幸せを感じるためには、
いつも根っこに目を向けていなければならない。
それを見失ってはならないのです。
(
桂三枝
)
(
Katsura Sanshi
)
6.
疲れし目若葉に置きてみることも
(
稲畑汀子
)
(
Inahata Teiko
)
7.
煮凝(にこご)りやあらぬところに目玉ある
(
米田双葉子
)
(
Yoneda Souyoushi
)
8.
人の指先だけ見ていては
その人の指す当先(あてさき)に眼が遣(や)れない。
(
河野与一
)
(
Kouno Yoichi
)
9.
動物のように瞬間瞬間をおびえながら過している状態では、
じっと一点に目を据えつづけることは
外界にたいする油断になる。
(
安部公房
)
(
Abe Koubou
)
10.
三つのマッチを一つ一つ擦る夜のなか
はじめは君の顔を一度きり見るため
つぎのは君の目を見るため
最後のは君の唇を見るため
残りの暗闇は今の全てを思い出すため
君を抱きしめながら
(
ジャック・プレヴェール
)
(
Jacques Prevert
)
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