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今日の
小林秀雄の名言
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12月7日
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1.
書物が書物には見えず、
それを書いた人間に見えて来るのには、
相当な時間と努力とを必要とする。
人間から出て来て文章となったものを、
再び元の人間(の姿)に返す事、
読書の技術というものも、
其処(そこ)以外にはない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
複雑精緻(せいち)な理論よりも
簡単明瞭な物の道理というものが、
実は本当に恐いものなのだ。
人間だってそうだ。
単純率直な人間が恐いのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
人間は、
どう在(あ)ろうとも、
どんな処(ところ)にでも、
どんな形ででも、
平常心を、秩序を、文化を
捜(さが)さなければ生きて行けぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
元来理屈から言って、
自己の姿などというものは
いつまで経っても見えるわけのものではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
あらゆる芸術は畢(つい)に死す可(べ)きだ。
否(いな)最後の一行を書き終った時彼の詩は死す可きだ。
芸術家とは死を創る故(ゆえ)に僅(わず)かに生を許されたものである。
刹那(せつな)が各人の秘密を抱いて永遠なる所以(ゆえん)である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
遠い昔、
人間が意識と共に与えられた
言葉という吾々(われわれ)の思索の唯一の武器は、
依然として昔乍(なが)らの魔術を止(や)めない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
果樹を栽培して、いい実を結ばせる、
それが culture だ、
つまり果樹の素質なり個性なりを育てて、
これを発揮させる事が、cultivate である。
自然を材料とする個性を無視した加工は
technique であって、culture ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
諸君の意識は、
諸君がこの世の中にうまく行動するための意識なのであって、
精神というものは、
いつでも僕等の意識を越えているのです。
その事を、はっきりと考えるなら、
霊魂不滅の信仰も、
とうの昔に滅んだ迷信と片付けるわけにもいかなくなるだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
歌や詩は、
解(わか)って了(しま)えば、それでお了(しま)いというものではないでしょう。
では、詩や歌は、わからぬものなのか。
そうです。
わからぬものなのです。
この事をよく考えてみて下さい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
人は便覧(マニュエル)によって動きはしない、
事件によって動かされるのだ。
強力な観念学は事件である、
強力な芸術も亦(また)事件である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
果たして他人(ひと)を説得する事が出来るものであろうか、
若(も)し説得出来たとしたら、
その他人は初めから、説得されていた人なのではないのか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
私は、
自分の職業の命ずる特殊な具体的技術のなかに、
そのなかだけに、
私の考え方、私の感じ方、
要するに私の生きる流儀を感得している。
かような意識が
職業に対する愛着であります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
優れた芸術作品は、
必ず言うに言われぬ或(あ)るものを表現していて、
これに対しては学問上の言語も、
実生活上の言葉も為(な)す処(ところ)を知らず、
僕等は止(や)むなく口を噤(つぐ)む。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
味も素気(そっけ)もない人物とは、大抵、
学問もあり利巧な人物と相場が決まっているから
不思議である。
まるで味も素気もなくなる為に
学問をして、利巧になったという面(つら)をしている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
決断だとか勇気だとか意志だとかを必要とする
烈(はげ)しい行為にぶつかる機もなく、
又そういう機を作ろうとも心掛けず、
日々を送っている人間は、
心理の世界ばかりを矢鱈(やたら)に拡げて了(しま)うものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
一度起こって了(しま)った事は、
二度と取り返しが付かない、
とは僕等が肝に銘じて承知しているところである。
それだからこそ、
僕等は過去を惜しむのだ。
歴史は人類の巨大な恨みに似ている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
歴史の最大の教訓は、
将来に関する予見を盲信せず、
現在だけに精力的な愛着を持った人だけが
まさしく歴史を創って来た
という事を学ぶ処(ところ)にあるのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
批評が出来るからといって
助言が出来るとは限らぬ。
助言というものは
(批評よりも)もっと実際的な親身な筋合いのものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
現在の行動にばかりかまけていては、
生きるという意味が逃げて了(しま)う。
一(いっ)たん死んだ積もりになるのも
よい事なのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
処世術を無視した机上の理論が、
入れ代わり立ち替わり、
ジャアナリズムの上で、
流行っては廃(すた)る光景を
送迎するほど
精神の疲れることはあるまい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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