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今日の
小林秀雄の名言
☆
11月20日
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1.
作品は人が知ろうと知るまいと伝統の上に咲く花だ。
創作とは人間の一種の記憶術である。
作品に明瞭な統一性などというものはありはしない。
あれば機械だ。
作品ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
悲しみ泣く声は、
言葉とは言えず、歌(=短歌)とは言えまい。
寧(むし)ろ一種の動作であるが、
悲しみが切実になれば、
この動作には、
おのずから抑揚がつき、拍子がつくであろう。
これが歌の調べの発生である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
僕等は相手を冷静に観察はするが、
相手にほんとうに魅力ある人間の姿を読む為(ため)には、
観察だけでは足りない。
愛情とか友情とか尊敬とかが要る。
そういうものが
観察した人間の姿を明らかに浮かびあがらせる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
私は慧眼(けいがん)に眺められて
まごついた事はない。
慧眼の出来る事は
せいぜい私の虚言を見抜く位が関の山である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
手仕事をする者はいつも
眼の前にある物について心を砕いている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
処世術を無視した机上の理論が、
入れ代わり立ち替わり、
ジャアナリズムの上で、
流行っては廃(すた)る光景を
送迎するほど
精神の疲れることはあるまい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
人は女の為にも金銭の為にも自殺する事は出来ない。
凡(およ)そ明瞭な苦痛の為に自殺する事は出来ない。
繰り返さざるを得ない
名付けようもない
無意味な努力の累積から来る単調に
堪えられないで死ぬのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
実人生がまさしく実人生であり
抽象的な存在ではない所以(ゆえん)は、
その驚くべき不純性によるのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
昔は、名前というものを大変大事に扱った。
名は体を現すという考え方だ。
これは当たり前な健全な考え方だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
女というものにはとてもかなわない、
男は誰でも腹の底ではそう思っている、
思っているというより
殆(ほとん)ど動物的な本能から
それを感じている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
世に聖人と言われている人が、
いかに巧みに「不動心」を説いてみせても、
当人の「自慢ノ作リ事」を出られないのは、
死物を以(もっ)て、生物を解こうとする、
或(ある)いは解けるとする無理から来る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
古(いにしえ)を惜しむという事が、
取りも直さず伝統を経験する事に他ならないのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
文字の数がどんなに増えようが、
僕等は文字をいちいち辿(たど)り、
判断し、納得し、批評さえし乍(なが)ら、
書物の語るところに従って、
自力で心の一世界を再現する。
読書の技術が高級になるにつれて、
書物は、読者を、
そういうはっきり眼の覚めた世界に連れて行く。
逆にいい書物は、
いつもそういう技術を、
読者に眼覚めさせる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
自分は絶望の力を信じている。
若(も)し何かが生起するとすれば、
何か新しい意味が生ずるとすれば、
ただ其処(そこ)からだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
昔は不安とは精神の或る疾病であったが、
今日では不安こそ健康な状態となった。
こういう時、
人は自分を忘れて最も饒舌になる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
若年の年月を、
人は速やかに夢みて過す。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
われわれが作品を前にして、
われわれの裡(うち)に起こる
全反応、或(ある)いは生理的全過程を
冷然と眺めるのが
何が主観的なのですか。
それは純然たる客観物です。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
いまは学問が好きになるような教育をしていませんね。
だから、学問が好きという意味が全然わかっていないのじゃないかな。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
骨折り損のくたぶれ儲けという事がある。
これは骨さえ折れば、悪くしたってくたぶれ位は儲かる
という意味である。
現実的な骨折りをすれば、
くたぶれだって現実的な内容をもっている。
その内容はいつも教訓に溢(あふ)れている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
現代人は、散文の氾濫のなかにあって、
頭脳的錯覚にかけては、
皆達人になっております。
一方強い刺戟(しげき)を享楽して
感覚の陶酔を求めているので、
耳を澄ますという事も難かしい事になっている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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