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今日の
小林秀雄の名言
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11月19日
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1.
遠い昔、
人間が意識と共に与えられた
言葉という吾々(われわれ)の思索の唯一の武器は、
依然として昔乍(なが)らの魔術を止(や)めない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
どうも、焼き物の姿というものは、
中身は何でもよい、
酒でも種子でも骨でもよい、
ともかく物を大切に入れて蓄えるという用を買って出たところに、
一番、物に動じない姿を現すようである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
眼の前に一歩を踏み出す工夫に精神を集中している人が、
馬鹿と言われ、卑怯と言われ乍(なが)ら
終(しま)いには勝つであろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
事件が起こったとは、
事件を直接に見た人、間接に聞いた人、
これに動かされた人、これを笑った人等々無数の人々が
周囲に同時に在(あ)るという事だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
死は、
私の生に反した他人ではない。
やはり私の生の智慧(ちえ)であろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
書物が書物には見えず、
それを書いた人間に見えて来るのには、
相当な時間と努力とを必要とする。
人間から出て来て文章となったものを、
再び元の人間に返す事、
読書の技術というものも、
其処(そこ)以外にはない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
絵や音楽について沢山の知識を持ち、
様々な意見を吐ける人が、
必ずしも絵や音楽が解(わか)った人とは限りません。
解るという言葉にも、
いろいろな意味がある。
人間は、いろいろな解り方をするものだからです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
表現とは
認識なのであり自覚なのである。
いかに生きているかを自覚しようとする
意志的な意識的な作業なのであり、
引いては、
いかに生くべきかの実験なのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
ある対象を批判(=批評)するとは、
それを正しく評価する事であり、
正しく評価するとは、
その在るがままの性質を、
積極的に肯定する事であり、
そのためには、
対象の他のものとは違う特質を明瞭化しなければならず、
また、そのためには、
分析あるいは限定という手段は必至のものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
実証精神というものは、
物の見方とか考え方とかに関する
智識化し形式化した方法
というものを常に疑い、
これと戦い、
物を直(じか)に見て物から直に考える方法を
得ようと努める精神を指す。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
人間は原理によって生きるものでもないし
生きられるものでもない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
僕等が
自分達の性格に関する他人の評言が気に食わぬのは、
凡(およ)そ(自分の)性格に関するはっきりした定義を恐れているのだ。
自分はどの様な人間にせよ
かくかくの人間だと
どうしようもなく決められるその事を、
人性は何にもまして好まないのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
凡(およ)そものが解(わか)るという程
不可思議な事実はない。
解るという事には
無数の階段があるのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
自分を冷静に観察してみるがいい。
その時、恰(あたか)も肉体のうちに異物が這入(はい)って来る苦痛を感じる様に、
観察という異物が侵入して来る不快を覚えない様な精神は
生きた精神ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
宿命というものは、
石ころのように往来にころがっているものではない。
人間がそれに対して挑戦するものでもなければ、
それが人間に対して支配権をもつものでもない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
自分自身を信じているから
(私は)欲する様に欲する。
自分自身が先(ま)ず信じられるから、
私は(行為を生む事を)考え始める。
そういう自覚を、いつも燃やしていなければならぬ必要を
私は感じている。
放って置けば火は消えるからだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
愛する事と知る事とが、全く同じ事であった様な学問を、
私達現代人は、余程努力して想像してみなければ、
納得しにくくなっている。
一冊の書物を三十年間も好きで通せば、
ただの好きではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
現在の要求に従い、
汲んで汲み尽くせぬところに
古典たらしめる絶対的な性質があるのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
誰も万人向きのやり方で世を渡ってはいない、
という事は、
どんなによく出来ていても、
万人向きのやり方では間に合わぬ、
困難な暗い問題に、
この世に暮らしていて出会わぬような人は、
先(ま)ずいないという事だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
自分の殺人行為に就(つ)いて悔恨を感じていない。
だがこの行為を他人に絶対に秘密にして置かねばならぬ必要は感ずる。
この必要が罪というものの正体だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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