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今日の
小林秀雄の名言
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11月7日
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1.
こうあって欲しいという未来を理解する事も易しいし、
歴史家が整理してくれた過去を理解する事も易しいが、
現在というものを理解する事は、
誰にもいつの時代にも大変難しいのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
私という人間を一番理解しているのは、母親だと
私は信じている。
母親が一番私を愛しているからだ。
愛しているから
私の性格を分析してみる事が無用なのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
拙劣(せつれつ)だと思い乍(なが)ら、感心する作品が
世の中には事実在る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
自惚れだって
手をつかねて生ずるものではない、
自惚れだって
学んで得るのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
文学文学と一と口にいうが、
文学だって生き物の様に育つもので、
ほんとうの文学になるのには
年月がかかる。
作品が生産され、
歴史という公平無私な大批評家の手にかかり、
はじめてほんとうの文学作品として落着くのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
職業に深入りしてみると、
仕事の中に、
自(おの)ずから一種職業の秘密とでも言うべきものが現れて来るのを感じて来る。
あらゆる専門家の特権であります。
秘密と申しても、
無論これは公開したくないという意味の秘密ではない、
公開が不可能なのだ。
人には全く通じ様もない或(あ)るものなのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
例えば人情という言葉は美しくないか、
道徳という言葉は美しくないか。
長い歴史が、
これらの言葉を紅葉させたからであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
正直に自己を語るのが難しいのではない。
自己という正体をつきつめるのが、
限りなく難しいのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
買ってみなくてはわからぬ、
とよく骨董好きはいうが、
これは勿論(もちろん)、
美は買う買わぬには関係はない
と信じている人々に対していうのであって、
骨董とは買うものだとは
(骨董)仲間ではわかりきったことなのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
有効に行動する為(ため)に予見すること、
これが知性の目的である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
敏感な男は、
例外なく、女に対して、
一種の恐怖をもっているのはたしかだね。
女には、とてもかなわない、
と思っているよ。
動物的本能から、
そう感じているよ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
才能の不足で失敗するより、
寧(むし)ろ才能の故(ゆえ)に失敗する、大概の人はせいぜい
そんな処(ところ)をうろうろしているに過ぎない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
常識というものは、
人々が尋常時に永い事かかって
慎重に築き上げた思想である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
例えば一時代前の作家が持っていた古典的趣味という様なものは、
作家の教養を成熟させる或(あ)る何物かであった。
以(もっ)て教養を蓄積し、
以て蓄積された教養の開花を期するという、
言わば教養の根を、
今日の若い作家達は失って了(しま)ったのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
詩歌とは畢(たん)に鶯(うぐいす)の歌ではない。
やがて強烈な自意識は
美神を捕えて
自身の心臓に幽閉せんとするのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
僕等の教養を宰領(さいりょう)しているものは
言うまでもなく科学だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
文化活動とは、手仕事である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
経験によって強く頭に閃(ひらめ)く考えというものを、
展開させ育て上げようとする人は
実に少ないものだ。
経験が、その都度(つど)教える考えの閃きは、
その時その時の感想となって
消費されて了(しま)う。
宝石が磨かれないで捨てられて行く様なものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
(小説中に)「愛情は金だ」などという言葉が飛び出して来ると、そのまま素直に受けられない様な気がする。
こんな言葉は大した言葉で、こういう言葉が処(ところ)を得てうまく納(おさま)る様な小説はそう誰にでも書け様(よう)とは思わぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
文章を鑑賞するとは、
文章の与える印象を充分に享受するという事です。
これは文章を作ったり、文章を批評したりする仕事からみると
一見受身なたやすい事の様に思われますが、
決してそうではない。
鑑賞は鑑賞で
充分むずかしい一つの仕事であります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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