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今日の
小林秀雄の名言
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6月28日
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1.
自信というものは、
いわば雪の様に音もなく、幾時(いつ)の間にか積もった様なもの
でなければ駄目だ。
そういう自信は、
昔から言う様に、
お臍(へそ)の辺りに出来る、頭には出来ない。
頭は、いつも疑っている方がよい。
難しい事だが、
そういうのが一番健康で望ましい状態なのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
上手に語れる経験なぞは、
経験でもなんでもない。
はっきりと語れる自己などは、
自己でもなんでもない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
人間の心ほど多様で複雑なものはない。
誰が人の心の不思議を知り得ようか。
自分の心さえ知らないのに。
知っていると思っているのは、
経験の足りない馬鹿者か、
思い上がった利巧者(りこうもの)だけだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
自分一人の為(ため)に書くとは、
自分の裡(うち)の理想的見物の期待に添おうと
工夫する事だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
罪という言葉、罰という言葉を発明せざるを得なかった個人と社会との奇怪な腐れ縁。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
死は、私達の世界に、
その痕跡しか残さない。
残すや否(いな)や、
別の世界に去るのだが、
その痕跡たる独特な性質には、
誰の眼にも、見紛(みまが)いようのないものがある。
生きた肉体が屍体(したい)となる、
この決定的な外物の変化は、
これを眺める者の心に、
この人は死んだのだという言葉を、
呼び覚まさずにはいない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
批評とは人をほめる特殊の技術だ。
人をけなすのは
批評家の持つ一技術ですらなく、
批評精神に全く反する精神的態度である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
スランプになったら、
よく食って、よく眠って、ただ待っているんだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
批評精神は、
与えられた対象を、先(ま)ず破壊する事から始める。
よろしい、対象は消えた。
しかし
自分は何かの立場に立って
対象を破壊したに過ぎなかったのではあるまいか、
と批評して見給え。
今度はその立場を破壊したくなるだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
精神分析学とやらを批評に応用したがる。
さぞいい切れ味だろう。
心理学というものは頭に来る酒みたいなものだ。
安かったと思ってもあとで屹度(きっと)後悔する。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
不幸を感じている人より
不幸に慣れてしまった人の方が不幸である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
世人(せじん)がこれ(=変わり者)を許すのは、
教養や観念によってではない、
付き合いによってである。
付き合ってみて、
世人は知るのだ。
自己に忠実に生きている人間を軽蔑する理由が
何処(どこ)にあるか、と。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
子供は
全力を挙げて大人になろうと努力しているので、
その努力は
大人が屡々(しばしば)洩(も)らす
子供に還(かえ)り度(た)いという感想の様な
生易しいものではあるまい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
愛する事と知る事とが、全く同じ事であった様な学問を、
私達現代人は、余程努力して想像してみなければ、
納得しにくくなっている。
一冊の書物を三十年間も好きで通せば、
ただの好きではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
敏感な男は、
例外なく、女に対して、
一種の恐怖をもっているのはたしかだね。
女には、とてもかなわない、
と思っているよ。
動物的本能から、
そう感じているよ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
子供が大人の考えている程子供でないのは、
大人が子供の考えている程大人でないのと同様である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
自己嫌悪とは
自分への一種の甘え方だ、
最も逆説的な自己陶酔の形式だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
往年の烈(はげ)しい知識欲や好奇心を想い描いてみると、
それは、自分と書物との間に介在した
余計なもののように感じられる。
それが取り除かれて、
書物との直(じか)な、尋常で、自由な附合(ふごう)の道が開けたような気がしている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
芸術はいつの世でも強烈な個性を必要とする。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
絵を見るとは一種の練習である。
練習するかしないかが問題だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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