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今日の
小林秀雄の名言
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6月25日
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1.
この大戦争は
一部の人達の無智と野心とから起こったか、
それさえなければ、起こらなかったか。
どうも僕にはそんなお目出度(めでた)い歴史観は持てないよ。
僕は歴史の必然性というものを
もっと恐ろしいものと考えている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
現代人は、
あの人は偉い人かも知れないが、もう古い、と考え、
古いかも知れないが偉い人だとは考えたがらないのである。
古典という言葉の意味は、
後の方の考え方からしか生きて来ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
歴史意識とは──
しまった、とんでもないことをしてしまった、どうしようという悶(もだ)えだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
死はいつも向こうから歩いて来る。
俺達は彼に会いに出掛けるかも知れないが、
邂逅(かいこう)の場所は断じて明かされてはいないのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
混乱した社会に生活する人々は
混乱した言葉を使っているのが
一番便利なのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
人間の内部は、見通しの利かぬものだ。
そんな事なら誰も言うが、
人間がお互いの眼に見透しのものなら、
その途端に、
人間は生きるのを止(や)めるだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
はっきりと眼覚めて物事を考えるのが、
人間の最上の娯楽だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
言語という便利な道具を、有効に生活する為に、どう使うかは後の事で、
先(ま)ず何を措(お)いても、
生(なま)の現実が意味を帯びた言葉に変じて、語られたり、聞かれたりする、
先ずそれだけで、
私達にとっては充分な、又根本的な人生経験であろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
忍耐とは、
癇癪持(かんしゃくもち)向きの一徳目ではない。
私達が、抱いて生きて行かねばならぬ一番基本的なものは、
時間であり、
忍耐とは、時間の扱い方だ。
時間に関する慎重な経験の仕方だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
教養とは、身について、
その人の口のきき方だとか挙動だとかに、
自(おの)ずから現れる
言い難い性質が、
その特徴であって、
教養のあるところを見せようという様な筋のものではあるまい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
読書百遍(ひゃっぺん)という言葉は、
正確に表現する事が全く不可能な、
又それ故(ゆえ)に価値ある人間的な真実が、
工夫を凝らした言葉で書かれている書物
に関する言葉です。
そういう場合、
一遍(いっぺん)の読書とは
殆(ほとん)ど意味をなさぬ事でしょう。
そういう種類の書物がある。
文学上の著作は、
勿論(もちろん)、そういう種類のものだから、
読者の忍耐ある協力を希(ねが)っているのです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
歴史は人類の巨大な恨みに似ている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
だんだんと自分の周囲に見付かる馬鹿の人数を増やすというやり方、
実に芸のないやり方だが、
ただそういうやり方一つで
世人はせっせと利巧になる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
眼の前に一歩を踏み出す工夫に精神を集中している人が、
馬鹿と言われ、卑怯と言われ乍(なが)ら
終(しま)いには勝つであろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
近年名前をつけるなどという事は、
真面目に考えられていない。
而(しか)もこれが不健全な事とは誰も考えていない。
町名などさっさと変えて、
一向省みない。
町名は歴史の体を現すという考えはもうない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
非常時の政策というものはあるが、
非常時の思想というものは実はないのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
(優れた芸術作品に対するやむ得ぬ)沈黙は
空虚ではなく感動に充ちているから、
何かを語ろうとする衝動を抑え難く、
而(しか)も、口を開けば嘘になるという意識を眠らせてはならぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
僕等はまさに現在の要求に従って
過去の作品から汲むのであって、
過去の要求に過去の作品が如何(いか)に応じたかを
理解するのではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
万人のために書かれた一流文学作品も、
精読される機会というものを、
そうたんと持っているものじゃない。
ましてや、
極少数の読者を相手にする、
或(あるい)は事実上相手にせざるを得ない文学的表現、
というより寧(むし)ろ文学志望的表現が、
精読される機会は実に絶望的に少い。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
理屈屋とは、
最も頭の悪い人種である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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