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今日の
小林秀雄の名言
☆
6月15日
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1.
文芸の道は
人が一生を賭して余りある
豊富な真実な道の一つだ。
文芸の批評は
人物の批評と何等(なんら)異る処(ところ)はない。
この一種不遜な事業を敢行するには
文芸を愛して恥じぬ覚悟が要る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
自分は絶望の力を信じている。
若(も)し何かが生起するとすれば、
何か新しい意味が生ずるとすれば、
ただ其処(そこ)からだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
到底言葉で言い現すことは出来ぬ。
だが、これを言葉にしなければならぬ。
そこに詩人の本当の技巧がある。
苦しみがある。
そういう苦しみを通じないと、
詩人は決して存在に肉迫することは出来ぬ。
従って言葉は物とならぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
あらゆる芸術は畢(つい)に死す可(べ)きだ。
否(いな)最後の一行を書き終った時彼の詩は死す可きだ。
芸術家とは死を創る故(ゆえ)に僅(わず)かに生を許されたものである。
刹那(せつな)が各人の秘密を抱いて永遠なる所以(ゆえん)である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
俺のして来た経験の語り難い部分だけが、
今の俺の肉体の何処(どこ)かで生きている、
そう思っただけで
心は一杯になって了(しま)うのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
もしも、脳髄と人間の精神が並行していないなら、
僕の脳髄が解体したって、
僕の精神はそのままでいるかも知れない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
いろいろな思想を本で学ぶという事も、
(読書と)同じ事で、
自分の身に照らして
書いてある思想を理解しようと努めるべきで、
書いてある思想によって自分を失う事が、
思想を学ぶ事ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
謎は解いてはいけないし、
解けるものは謎ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
(絵画教育と同様に)作文教育でも、
正確な写生文というものを基本とすべきである。
写生の対象は、
外部にあるはっきりした物に置くがよく、
無定形な自分の心などというものを書かせるべきではない。
そんな事が上手になると、
生徒は思い付きのなかに踏み迷う事が楽しくなり、
遂に自分の個性を信じなくなるだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
モオツァルトは、目的地なぞ定めない。
歩き方が目的地を作り出した。
彼はいつも意外な処(ところ)に連れて行かれたが、
それがまさしく目的を貫いたという事であった。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
意地悪くものを見て
意地悪く表現するより、
率直にものを見て
率直に表現する方が
遥(はる)かに難しいが、
率直にものを見て
必然的にその表現が逆説的になるという事には、
もっと大きな困難がある。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
女は俺の成熟する場所だった。
書物に傍点をほどこしてはこの世を理解して行こうとした俺の小癪(こしゃく)な夢を一挙に破ってくれた。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
technique は国際的にもなり得よう、
事実なっているが、
国際文化などというのは妄想である。
意味をなさぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
物を考えるとは、
物を掴(つか)んだら離さぬという事だ。
画家が、モデルを掴んだら
得心(とくしん)の行くまで離さぬ
というのと同じ事だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
善とは何かと考えるより、
善を得ることが大事なのである。
善を求める心は、各人にあり、
自ら省みて、この心の傾向をかすかにでも感じたなら、
それは心のうちに厳存(げんそん)することを
率直に容認すべきであり、
この傾向を積極的に育てるべきである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
尊敬とは常に奇蹟である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
人は様々な可能性を抱いてこの世に生まれて来る。
彼は科学者にもなれたろう、
軍人にもなれたろう、
小説家にもなれたろう、
然(しか)し彼は彼以外のものにはなれなかった。
これは驚く可(べ)き事実である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
作品とは自分の生命の刻印ならば、
作者は、どうして作品の批判やら解説やらを希(ねが)う筈(はず)があろうか。
愛読者を求めているだけだ。
生命の刻印を愛してくれる人を
期待しているだけだと思います。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
過去の重荷を負って生きるという状態は、
人間に極めて普通な自然な状態だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
常識というものは、
人々が尋常時に永い事かかって
慎重に築き上げた思想である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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