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今日の
小林秀雄の名言
☆
3月25日
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1.
現代人は、散文の氾濫のなかにあって、
頭脳的錯覚にかけては、
皆達人になっております。
一方強い刺戟(しげき)を享楽して
感覚の陶酔を求めているので、
耳を澄ますという事も難かしい事になっている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
上手に語れる経験なぞは、
経験でもなんでもない。
はっきりと語れる自己などは、
自己でもなんでもない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
読む工夫は、
誰に見せるという様なものではないから、
言わば自問自答して自ら楽しむ工夫なのであり、
そういう工夫に何も特別な才能が要るわけではない。
だが、誰もやりたがらない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
今日の若い作家達の教養の貧弱さは
覆うべからざるものだ。
然(しか)し彼等が教養の摂取を怠っている訳ではあるまい。
彼等の教養には、
教養を円熟させる何物かが欠けているのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
あらゆる要素が互いに混合して
実人生というものは動いているので、
他物から独立した純粋な状態という様なものは、
人間が勝手に頭のなかに描いてみない限り、
誰も実際経験してみる事は出来ないのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
僕等の教養を宰領(さいりょう)しているものは
言うまでもなく科学だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
私は本は勉強以外には読まぬ覚悟をしています。
遊びたい時には
外(ほか)の事をして遊びます。
凡(およ)そ、本を読むなどという
とぼけた、愚劣な遊びは
御免なのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
美は芸術を芸術たらしめる塩である。
美のない処(ところ)に芸術はない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
凡(およ)そ真の思想とは本能に酷似している。
これを感得する時は驚く程鮮明だが、
これを説明しようと思えば忽(たちま)ち無闇な(=度を超した)迷宮と変ずるものではあるまいかと。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
この世に思想というものはない。
人々がこれに食い入る度合だけがあるのだ。
だからこそ、
言葉と結婚しなければこの世に出る事の出来ない思想というものには、
危機を孕(はら)んだその精髄というものが存するのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
僕に一番近付き過ぎている人間は、
僕自身に他ならない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
作品に盛られた現実的な生活感情の流れに知らず識(し)らずのうちに身を託すか託さないかという処(ところ)が、面白いつまらないの別れ道だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
「うごくこゝろぞ 人のまごころ」(※本居宣長)。
動かなければ、
心は心である事を止(や)める、
動かぬ心は「死物」である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
恋愛によって、自己が発見できる。
自分というものがわかってくるし、
ふだんねむっている理知が、
恋愛によってめざめてくるよ。
だから、恋人たちは才能がある、なんていわれるんだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
自由は、
人間の最大の憲章であるが、又、
最大の重荷でもあり、
これに関する意識の苦痛とは、
精神という剣の両刃(もろは)の様なものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
思想の真の敵は己れ自身にあるのである。
どの様な思想も安全ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
神経質で、敏感で、
いつも自分がいい子になりたいと思っている奴は、
時とすると
実によく相手の心持ちを見抜くものだ。
然(しか)し、自分に関係のない事柄、
つまり、どっちにしたって自分はいい子になってられるという場合には、
恐ろしく鈍感になるものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
歴史には死人だけしか現れて来ない。
従って、退(の)っ引(ぴ)きならぬ人間の相(そう)しか現れぬし、
動じない美しい形しか現れぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
あんまり本が多過ぎる、
だからこそトルストイを、
トルストイだけを読み給え。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
感傷というものは
感情の豊富を言うのではなく
感情の衰弱をいうのである。
感情の豊富は
野性的であって感傷的ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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