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今日の
小林秀雄の名言
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3月1日
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1.
読者は小説を読み、世の風俗や習慣や、乃至は感情や思想に就いて多くを学んだ積りでいるだろうが、ほんとうの処は、自分が世間を理解している以上のものは、何にも小説から汲みとっていやしないのだ。
いい小説は読者が進歩すればする程進歩する。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
どうも、焼き物の姿というものは、
中身は何でもよい、
酒でも種子でも骨でもよい、
ともかく物を大切に入れて蓄えるという用を買って出たところに、
一番、物に動じない姿を現すようである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
言葉の扱い方に於(お)いては、
各人は他人(ひと)には通じようのない、
又、自分自身にも、はっきりと説明しようのないものを信じている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
口に出せば嘘としかならない様な真実があるかも知れぬ、
滑稽(こっけい)となって現れる他はない様な深い絶望もあるかも知れぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
文芸の道は
人が一生を賭して余りある
豊富な真実な道の一つだ。
文芸の批評は
人物の批評と何等(なんら)異る処(ところ)はない。
この一種不遜な事業を敢行するには
文芸を愛して恥じぬ覚悟が要る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
あらゆる芸術は畢(つい)に死す可(べ)きだ。
否(いな)最後の一行を書き終った時彼の詩は死す可きだ。
芸術家とは死を創る故(ゆえ)に僅(わず)かに生を許されたものである。
刹那(せつな)が各人の秘密を抱いて永遠なる所以(ゆえん)である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
強力な芸術も亦(また)事件である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
あらゆる天才の存在というものは、
社会に対して一つのアイロニイとなる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
だが精神とは、
われわれの頭の中に棲んでいる
やっぱり心臓をもち、
肉体をもった
もう一つのわれわれだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
歴史には死人だけしか現れて来ない。
従って、退(の)っ引(ぴ)きならぬ人間の相(そう)しか現れぬし、
動じない美しい形しか現れぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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