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今日の
春の俳句・川柳
☆
6月8日
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1.
朴(ほお)の葉にねむる蛙(かわず)や坐禅堂
(
堀口星眠
)
2.
あたらしき鹿のあしあと花すみれ
(
石田郷子
)
3.
春暁(しゅんぎょう)や今はよはひをいとほしみ
(
中村汀女
)
4.
母の忌の醒めて横寝の朝寝かな
(
秋元不死男
)
5.
しやぼんだま天が映りて窓の如(ごと)
(
京極杞陽
)
6.
一攫(いっかく)の蜆(しじみ)の暗きいのち買ふ
(
秋元不死男
)
7.
掌中(しょうちゅう)に白蝶(しろちょう)捕らえたるも憂き
(
四ッ谷龍
)
8.
卒業歌ひろがりゆきて声くらし
(
能村登四郎
)
9.
鳥さへも白き息吐く余寒(よかん)かな
(
落合由季女
)
10.
ぬぎすてし人の温(ぬく)みや花衣(はなごろも)
(
飯田蛇笏
)
11.
朧月(おぼろづき)大河(たいが)をのぼる御舟(ぎょしゅう)かな
(
与謝蕪村
)
12.
鶯(うぐいす)を鶯笛としてみたし
(
西村麒麟
)
13.
雷のとどろとどろと蟻の変
(
下村槐太
)
14.
春雨(はるさめ)やくらげはものの淋しき味
(
三橋鷹女
)
15.
曇りゐて何(なに)か暖(あたた)か何か楽し
(
星野立子
)
16.
はじめから声からしたる蛙かな
(
黒柳召波
)
17.
猫の子の名なしがさきにもらはれし
(
久保より江
)
18.
入学の吾子(あこ)人前に押し出だす
(
石川桂郎
)
19.
薄氷(うすらひ)の裏を舐めては金魚沈む
(
西東三鬼
)
20.
梅が香(か)に昔の一字あはれなり
(
松尾芭蕉
)
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