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今日の
春の俳句・川柳
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4月20日
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1.
次の世は潮吹貝にでもなるか
(
能村登四郎
)
2.
春愁や何か忘れてゐさうな日
(
稲畑汀子
)
3.
花の如(ごと)満ちゆく心あらまほし
(
稲畑汀子
)
4.
ゆく春や身に倖(しあわ)せの割烹着(かっぽうぎ)
(
鈴木真砂女
)
5.
菜の花がしあはせさうに黄色して
(
細身綾子
)
6.
とぎ汁のはじめは濃ゆし雀の子
(
大峯あきら
)
7.
外にも出よ触(ふ)るるばかりに春の月
(
中村汀女
)
8.
冴(さえ)返るとてうどん屋と決りけり
(
稲畑汀子
)
9.
過ぎ去つてみれば月日のあたたかし
(
山田弘子
)
10.
百千鳥(ももちどり)もつとも烏の声甘ゆ
(
中村草田男
)
11.
医師去りしあと目をつむり夕永き
(
大野林火
)
12.
目刺焼くくらし可もなく不可もなく
(
鈴木真砂女
)
13.
春の水とはこどもの手待つてゐる
(
ふけとしこ
)
14.
浅蜊汁(あさりじる)星の触れ合ふ音立てて
(
篠崎央子
)
15.
恋猫の皿舐めてすぐ鳴きにゆく
(
加藤楸邨
)
16.
せりなずな生はさみどり死はみどり
(
今井豊
)
17.
大小は自在に吹けて石鹸玉(しゃぼんだま)
(
稲畑汀子
)
18.
日にとんで翼うれしき雀の子
(
原石鼎
)
19.
ひらかなの柔らかさもて春の波
(
富安風生
)
20.
杖ついて近所の花を見て歩く
(
上林白草居
)
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