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今日の
秋の俳句・川柳
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6月2日
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1.
みちのくの頭良くなる湯に夜長
(
大野林火
)
2.
月赤し都会は捨てるもの多き
(
篠崎央子
)
3.
子の声に応(こた)ふる空や柘榴(ざくろ)割れ
(
大野林火
)
4.
一人寝は銀河の瀬音思うべし
(
折笠美秋
)
5.
いちまいの皮の包める熟柿かな
(
野見山朱鳥
)
6.
颱風(たいふう)に女髪逆立ち凄き下界
(
三橋敏雄
)
7.
稲妻が好きな二人や相寄れる
(
池内友次郎
)
8.
案山子(かかし)たつれば群雀(むらすずめ)空(そら)にしづまらず
(
飯田蛇笏
)
9.
うしろよりせまる人語(じんご)や秋の山
(
久保より江
)
10.
月見えぬ側のデッキに月の波
(
稲畑汀子
)
11.
天高しもう悲しみは過去にして
(
稲畑汀子
)
12.
藍色に山影暮れて鹿の鳴く
(
深沢暁子
)
13.
菊の香(か)や流れて草の上までも
(
加賀千代女
)
14.
大鯉を料(りょう)りて盆のならず者
(
森澄雄
)
15.
秋の湖しばらく息を吐かずにおく
(
佐藤文香
)
16.
はたはたや退路絶たれて道初まる
(
中村草田男
)
17.
一本の荻(おぎ)にも秋のそよぐ音
(
黒柳召波
)
18.
また微熱つくつく法師もう黙れ
(
川端茅舎
)
19.
遊び着を買ふ秋麗にさそはれて
(
能村登四郎
)
20.
紅茸や旅人はただ美しとのみ
(
大串章
)
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