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今日の
寺山修司の名言
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12月8日
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1.
朝の「さよなら」は舌に残った煙草(たばこ)の味だ。
シーツの皺(しわ)。
モーニング・コーヒーのカップに沈んだ砂糖。
そしてなんとなく名残(なご)り惜しく、そのくせすこしばかりの自己嫌悪がともなう。
(
寺山修司
)
2.
夜の「さよなら」は愛と同じくらい重たい。
人たちがみな抱きあっている時間に「さよなら」を言うのはつらいことである。
(
寺山修司
)
3.
賭博には、人生では決して味わえぬ敗北の味がある。
(
寺山修司
)
4.
死んだ人ほど家庭的だ。
決してどこにも行くことがない。
(
寺山修司
)
5.
書きことばには政治性があり、話しことばには社会性がある。
(
寺山修司
)
6.
人生の暗い部分を見ない人間には、
その深さはわからない。
(
寺山修司
)
7.
もし、彼(=ヒットラー)の実現した世界が、現実ではなくて、映画俳優たちによって演じられたスクリーンの中の物語、あるいはリンツの劇場の歌劇であったとしたら(彼自身はそれでも充分満足したに違いないが)──悪の巨匠として、別の評価をうけていたかも知れない。
(
寺山修司
)
8.
人は「時を見る」ことなどできない。
見ることができるのは、「時計」なのである。
(
寺山修司
)
9.
「家」は、その本質としては、土地への反喩(はんゆ)である。
土地は不滅だが、家族は交換可能だからである。
だが、土地と人とを結びつける呪的因果律として「家」をとらえようとして、前近代の悲劇はくりかえされてきた。
(
寺山修司
)
10.
女は何時(いつ)でも、家を作る。
巣を作るのも、ねぐらをあたためるのも女、子守唄をうたうのも、あたたかいスープを作るのも女である。
(
寺山修司
)
11.
人はだれでも自分自身の遺失物なのだ。
(
寺山修司
)
12.
人生において命ある限り、戦士の休息はあっても、戦士の終焉(しゅうえん)などあるはずがない。
(
寺山修司
)
13.
すべては即興化する。
歴史自身のように。
(
寺山修司
)
14.
どこの国でも、どんな祭りでも、にぎやかなところは、なぜか侘(わび)しさがつきまとう。
(
寺山修司
)
15.
私は、政治的「差別」がおおむね悪であることを(政治という形態が、悪の論理を内包せずには成立せぬという不条理をふくめて)否定されるべきであるということに異は唱えないが、それが「差別」であるから悪なのではなく、政治的利害が生み出した観念が差別に先行しているから悪なのだと思っている。
(
寺山修司
)
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