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今日の
田辺聖子の名言
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12月1日
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1.
男女の仲に友情が成立しない、なんて迷信である。
ただ、若いあいだは友情と恋を錯覚しやすく、友人として遇すれば最上の友だった人を、恋人になぞらえてしまったばかりに友人と恋人と二人失うことになる。
(
田辺聖子
)
2.
(※恋愛小説における)アフォリズムは作者の存在証明、といってもよい。
(中略)恋愛には批評の苦味(ビター)があってこそ、その甘味は倍加される。
アフォリズムを読むたのしみは、恋愛小説においてこそ、強いであろう。
(
田辺聖子
)
3.
フットワークの軽さとは、腰軽(こしがる)・気軽・舌軽(したがる)の三軽をいう。
(
田辺聖子
)
4.
女というイキモノは、(かわいそうに。
苦労したね)とか、(たいへんだね)などといたわると、よけい、ヘナヘナとへたばって甘えてしまう所がある。
(
田辺聖子
)
5.
結婚というのは、二人で向上発展することではなく、二人でいたわりあうこと、元気づけあうことに尽きる気がする。
更にいうと、二人で叱られること、二人でボロをかくしあうこと、でもあり、やっぱりこうなると、二人は同級生(※ふうの夫婦)になってしまう。
(
田辺聖子
)
6.
花が生きるのは、
こんな風な、丸太小屋みたいな部屋の中なんです。
(
田辺聖子
)
7.
人間や人生の事件、事物は素材にすぎない。
それは解釈する人の心によってどんなにでも変わるのだ。
(
田辺聖子
)
8.
オジさんは別荘が欲しい。
オバサンはリゾートホテルに泊まるほうがずっといいと思う。
(
田辺聖子
)
9.
オジサンはダイエットの必要があると思うと、
ジョギングでもしようか、と思うが、
オバサンは、手術で下腹の贅肉(ぜいにく)がとれるというニュースを熱心に読む。
(
田辺聖子
)
10.
生きいそぐことはない。
生きいそぐことはトシとるのもいそぐことになるんでね。
(
田辺聖子
)
11.
男と女がともに棲(す)んで仲よく過ごすということは、一面、たいへんむつかしいことで、細心の注意が要(い)る。
そして絶えず、椅子は一つしかないと思いめぐらし、相手の気持ちを思いやり、自分は先にその椅子をぶんどったりしない。
双方、そのつもりでいれば長つづきするんじゃないか、と思うが……まあ、現実は中々むずかしい。
(
田辺聖子
)
12.
別れには、別ればなしなど必要はないのだ。
不用意に、「もし……したら別れる」と放言したときから、すでに別れははじまっており、愛は滅びはじめたのだ。
(
田辺聖子
)
13.
現代は(※物ごとはみな)変わればいいように思っている(※人が多いようだ)が、いつも変わらずソコにあり、ありかたもキマっていて、ついでに、あまりの変わりなさに忘れてしまう、そういうのは人間の社会でいちばん好ましいことである。
それを見ると、人は心やすらぐ。
(
田辺聖子
)
14.
男でも女でも愛想のいい人は、社会のタカラモノである。
(
田辺聖子
)
15.
女は元来、子供があれば男は要(い)らん種族やが、男は、どうしても女なしでは生きていけん種族。
(
田辺聖子
)
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