名言ナビ
→ トップページ
今日の
田辺聖子の名言
☆
7月14日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
男はムスビ目があるかんじで、女はそれがなく、ツルンとしている。
(
田辺聖子
)
2.
子供をタガにはめ、人がましく仕上げるのは、なみなみならぬ、気力を要求されるのだ。
(
田辺聖子
)
3.
社会が成熟すれば美意識は多様化する。
(
田辺聖子
)
4.
女同士がココロを結び合うのは、同業者が企業秘密を洩らし合うみたいで、おちつきが悪い。
(
田辺聖子
)
5.
四十路(よそじ)の人間の人生は戦場だ。
敵味方入り乱れての白兵戦なのである。
(生きながらえようよ、な、がんばろうよ、な)という戦友の悲鳴がきこえる。
(
田辺聖子
)
6.
わたしはかねがね、女と少年は同じような種族だと思っている。
そこから二股に分かれて、女は女になるだけであるが、少年は男になる。
(
田辺聖子
)
7.
この世には二種類の人間がいるのだ。
一つのものをじっくり食べつくす人間と、あちこちかじり散らして、広く浅く知ろうという人間。
(
田辺聖子
)
8.
本人のそとを歳月が勝手に流れていってるだけなのに、その歳月のほうにばかり目をやるのが人の習性である。
(
田辺聖子
)
9.
ハイ・ミスは、みんなそんな(=誰かが愛してくれたら、スグサマ愛し返そうと身構えてる、自分からはうごかない)ところがある。
弱みを見せないようにしている。
向こうが弱みを見せたら、こっちもすぐ見せるよ、という風(ふう)をして、弱みに手をかけてまっているところがある。
しかし、こちらから見せる、という弱さは、ない。
(
田辺聖子
)
10.
一流という銘を打たれた権威に、日本人は羊のごとくおとなしく忍従する。
(
田辺聖子
)
11.
(※恋愛小説における)アフォリズムは作者の存在証明、といってもよい。
(中略)恋愛には批評の苦味(ビター)があってこそ、その甘味は倍加される。
アフォリズムを読むたのしみは、恋愛小説においてこそ、強いであろう。
(
田辺聖子
)
12.
およそ、美容に関してカネを投じるには、ムキになる年代と、ヨタになる年代がある。
中年以後はヨタでよい。
(※美容を)「適当」にやるのは、自分の気やすめのためである。
(
田辺聖子
)
13.
一番のおしゃれ男は、「はらきたなき」所のない男である。
(
田辺聖子
)
14.
(※血のつながった者よりも)他人同士の愛情のほうがホンモノで深いことがあるのだ。
他人のなかから、いい人をみつけ出して、その人と仲よくなり、やさしさをわかちあう、というのは、私にとって、ほんとに、タカラモノに思えるのである。
(
田辺聖子
)
15.
あんまり勝ちすぎてしまってはものごと美しくはありません。
黒白をあまりきっぱりつけるのは、こころ稚(おさな)いこと……というより、興(きょう)が削(そ)がれて白けるではありませんか、
すべて何でもたのしくおかしいほどにとどめておかなくては……。
(
田辺聖子
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ